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コラム

コロナウイルスやインフルエンザ対策に。調理時に注意したい5つのこと

新型コロナウイルス感染症が日本でも確認され、話題になっています。現時点では流行が認められている状況ではありませんが、感染拡大を防ぐためにも、また毎年流行する季節性インフルエンザや風邪を予防するためにも、しっかりと感染症対策をしたいもの。

家庭でできる対策としては手洗いや咳エチケットなど様々なメディアで言われていますが、正しく対策できていますか? 特に、自宅で料理をする際に気をつけておきたい5つの行動をチェックしてみましょう。

新型コロナウイルス感染症ってなに? 感染経路は!?

今までヒトへの感染が確認されていなかった、新しいコロナウイルスが原因と考えられる感染症です。現時点で考えられる感染経路は2つで、インフルエンザに代表される一般的な感染症対策が重要とされています。

感染経路1:飛沫感染

感染者のくしゃみやつばなどから出たウイルスを、別の人が口や鼻から吸い込み感染する場合。

感染経路2:接触感染

感染者がウイルスのついた手で周りのものに触れ、別の人がそれを触ってウイルスが手に付着し、口や鼻を触って粘膜から感染する場合。

重要な対策は手洗いと咳エチケット! 本当にちゃんとできていますか?

家庭にウイルスを持ち込まない、感染を広げないためには、外から帰ってきた時だけでなく、料理をする際の対策も大切。やってしまいがちな行動を今一度チェックして、正しい対策方法を確認しましょう。

1:指輪をしたまま調理をしていませんか?

手を洗う前にまず指輪・時計を外しましょう。特にしっかり洗ったつもりでも洗いきれないのが指輪や時計の隙間。爪も短く切りましょう。

2:手首までしっかり洗えていますか?

「手のひらをササッとこすっただけ!」なんて洗い方になっていませんか? 指先、指の間、親指、手の甲、手首は特に洗い残しが多い部分です。

出典:政府広報オンライン

3:清潔なタオルで拭いていますか?

石鹸をよく洗い流したら、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かしましょう。タオルが汚れていたら、せっかく綺麗に洗ったのも台無しです。

また水分を残さずよく拭き取ることも大切。パパッと手を振って自然乾燥、濡れた手のまま髪の毛をスタイリングするなどはNGです。髪の毛にも雑菌は多くいるので、しっかり拭いて乾かしましょう。

4:料理の途中でとっさのくしゃみ。手で口を覆ったけれどこれって大丈夫?

くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含む可能性もあります。とっさのくしゃみ、何もせずにするのは論外ですが、手で覆うのも実はNG。手にウイルスが付着したり、手の隙間から撒き散らしたりしない様、袖で口・鼻を覆いましょう。

くしゃみや咳が出ていても料理をしなくてはいけない時は、咳エチケットをこころがけましょう。

出典:厚生労働省

5:料理の途中、スマホでレシピをチェック。そのまま料理に戻っていませんか?

スマートフォンはウイルスや雑菌が付着している可能性の高いところなので、触ったら必ず手洗いを。スマートフォンを含め、ドアノブや電気のスイッチなど手指がよく触れる場所は消毒剤を浸したペーパータオル等で拭き取り消毒をするとさらに安心です。

消毒剤は消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウム(製品の表示通りに希釈したもの)等が有効です。

コロナウイルスや季節性インフルエンザ対策は、ひとりひとりの手洗いや咳エチケットなどの実施がとても重要。「食卓を介して感染拡大!」なんてことが無い様に料理をする際にはしっかりと対策してくださいね。

また、感染しないためには免疫力を高めておくことも大切。日頃から、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとってウイルスに負けない体をつくりましょう!

参考サイト
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