暑さが増してくると増えてくるのが「熱中症」。実は、夏本番よりも、初夏や梅雨明けなど体がまだ暑さに慣れていない時に気温がグンッと上がるとかかってしまうことが多くあります。日頃の食事を整えて、体を丈夫に、熱中症対策をすすめていきましょう!
熱中症対策に効果的な栄養素は「ナトリウム」「カリウム」「ビタミンB1」「クエン酸」。ナトリウムは塩分であり、熱中症対策では基本となりますが、見落としがちなのが「カリウム」。実は汗をかくと、体の塩分とともにカリウムも失われています。脱水症状を防ぐためにも塩分とカリウムは一緒に補給することがポイントです。また、ビタミンB1やクエン酸は疲労回復に効果的なので、体力維持のために必要です。 カリウムは小豆、海藻、バナナ、豆類などに、ビタミンB1は豚肉、納豆、きのこ、枝豆など、クエン酸は梅干し、レモン、酢などに多く含まれています。
これらの4つの栄養素は普段使いしやすい食材に多く含まれています。バランスの良い食事を心がけ、効果的な栄養をしっかり補給していきましょう!!
管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。