じゃが芋をむきやすくするのがコツ!子どもと作る「ビシソワーズ」で楽しいおうち時間【子どもの心を育てるレシピ vol.3】

じゃが芋をむきやすくするのがコツ!子どもと作る「ビシソワーズ」で楽しいおうち時間【子どもの心を育てるレシピ vol.3】

子どもに「食」の大切さを伝えたいと思いつつも、日々忙しくてなかなか教える機会がないという親御さんも多いのでは? そこで、子ども料理研究家・武田昌美さんが、子どもと楽しくトライできて心も育てられるレシピや、料理を通して子どもが得られる学びについて、わかりやすく解説! 気負わず、自然と生活の中に取り入れられる簡単料理で、とっておきの親子タイムをお過ごしください♪

2学期が始まり少しずつですが、懐かしい日常が戻ってきましたね。
うだるような暑さがすーっと引き、秋の風が心地良い季節となりましたが、日が照ると残暑が厳しいですね。我が家の子どもたちはまだまだ帽子の下にびっしょり汗をかいて学校から帰ってきます。

そんな秋めく9月は、子どもと一緒に作れるひんやり「ビシソワーズ」で楽しく学びながらおうち時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

子どもと料理をする時は「調理しやすい」下準備が大切

今回はまず、子どもと料理をする時のポイントからご紹介します。
子どもと料理をする時は、大人がやったらあっという間にできることを、子どもが楽しく参加できるように大人が工夫をすることです。子どもに達成感や料理を作る喜びを実感してもらいます。だから、「子どもが調理しやすい下準備」がとっても重要!

今回は、2歳児さんでもペロンと上手に皮をむけるようなじゃが芋を作るべく、ひと手間かけます。これが子どもの心をグーンと成長させてくれるのです。ちょっと非効率に思えますが、少しの工夫なので、ぜひ時間と心に余裕がある時にやってみてください。きっと大喜びで皮むきを手伝ってくれると思います。

それでは、詳しい作り方をご紹介します。
じゃが芋は、よく洗ったら火を入れる前に十字に切り込みを入れます。そのままグツグツとお湯で茹でるか、もしくは蒸してください。蒸すほうがホクホクになるので、皮がむきやすいです。

皮がペロッと上にめくれてくるまで柔らかくしたら、ザルなどにあげて粗熱を取ります。触れるくらいの温度になったら子どもに手渡してください。気持ちいいほどスルスル皮がむけますよ。

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<子どもレシピ>ヴィシソワーズ by リトルシェフクッキン
すぐにできてお腹もいっぱい!美味しいひんやり冷製スープです。


料理は自分の頭で考えるチャンスがたくさん!

私は、料理を子どもの学びのツールとして活用したいと考えています。なぜなら、料理には不思議なことがいっぱいあるし、自分の頭で考えるチャンスもたくさん作れます。

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今回のような「ビシソワーズ」のスープを作るなら、それが出てくるお話も一緒に読み聞かせてあげて、物語を深く考えてみるのも素晴らしい機会です。

例えば、イソップ物語の「ツルとキツネのごちそう」。
私が主催している子ども料理教室・リトルシェフクッキングのレッスンでは、まず始めにみんなでこの物語を読んで、主人公たちの気持ちを考えることから始めました。

スープを作って、互いの家に招くキツネとツルですが、相手のことを考えずに行動したことで喧嘩をしてしまうというお話しです。物語に出てくるスープがとってもおいしそうに見えてきます。
ここで子ども達に「キツネの作ったスープはどんな味だったのかな?」「ツルの作ったスープはどんな味かな?」と聞いてみます。

すると子ども達は、「ツルのスープにはきっと魚が入っているよ! だって魚が好きだもん!」、「キツネもツルがくる時、好きな食べ物を入れてあげたら喜ぶね!」など、相手の立場に立った考え方を、みんなじっくり考えて導き出しています。
もちろん、これから自分達も実際にスープを作るというアクティビティが待っているから、ワクワクしながら考えています。

そして、最後に「では、今からみんなにもビシソワーズを作ってもらうよ! でも、最後の仕上げはみんなが考えて選んでね。」と言って、粉チーズやゴマ、パセリなどたくさんのトッピングから選んでもらいます。そうすると子ども達は、「お母さんはチーズが好きだからチーズを入れよう!」、「白ゴマと黒ゴマ両方入れたらどんな味になるのかな…」など、自由にアレンジをすることを喜び、たくさん考えて作っていました。

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子どもは料理が大好きだから、せっかく作るなら料理を通じて「学びの種まき」をしていきたいと考えています。今回なら、物語をいつもより深く読みこんでみたり、「じゃが芋は土の中にできる? それとも木になる?」、「チーズは何の動物のミルク?」などの食育クイズや、料理中の声かけ次第でたくさんのことを学び、考える習慣をつけることができます。

色々な状況で、なかなか外に出歩けませんが、おうち時間での子ども料理、子どもの学びにも大活躍します。ぜひおいしいスープを作りながらの学び時間を楽しんでみてくださいね。


武田昌美(子ども料理研究家)
80a04661f828761cb008b651df78157e リトルシェフクッキング(株)代表取締役。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2017年より「ママも知らなかった才能が花開くクッキングスクール」をコンセプトにした料理教室『リトルシェフクッキング』を主催。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。2019年3月、子どもが一人一人料理できる料理教室『リトルシェフクッキングEduCooking Lab』を東京都世田谷区にオープン。
【HP】https://little-chef-cooking.com/(ご予約はこちらから)
【Instagram】@masamis__kitchen
【YouTube】リトルシェフクッキング
【ブログ】子ども料理研究家 武田昌美の食育ブログ
【クックパッド】武田昌美のキッチン

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