1人でキャンプを楽しむ“ソロキャンプ”の様子をYouTubeに投稿し、再び話題を集めている芸人のヒロシさん。野外で楽しむプロのヒロシさんに、気軽に実践できる料理のアイデアや、簡単なレシピをお聞きしました。最後には、ヒロシさんのお話を参考に編集部スタッフがごはんを作ってみた様子もお届けします。
今回使用した道具はこちら。クッカーとシングルバーナーです。
クッカーはアルミ製のもので、サイズは約15cm×8cmです。バーナーはご家庭にあるカセットコンロでもOK!
庭にテーブルをセットして、早速スタートです。
米…適量
水…適量
1.米を研ぎ、水を入れフタをして10分〜15分ほど浸水させる。水の量は人差し指の第一関節までを目安にする。
すっかり忘れて45分ほど浸水させていましたが、浸水時間は長くなる分には構わないとのこと。
2.強めの中火にかける。フタを開けて様子を見ながら、水分がなくなりかけたタイミングで弱火にする。そのあと、自分が食べたいと思う完成形の直前の状態になったら火から下ろす。目安は30秒。
中火はこれくらいに調整しました。
こちらのクッカー、蒸気穴がついていたため吹きこぼれがなかったので、15分ほど経ったら頻繁にフタを開けて中の様子を見るようにしました。
まだまだの状態。
「ツヤとは違う、米の湿りがべちょっとしてるくらい」
まさにこのタイミング! 急いで弱火にします。
弱火にしてまもなく、先ほどのべちょっと感がなくなり、おいしそうなご飯のビジュアルになってきました。もう若干水分飛ばしたいかも……というあたりで火から下ろし、スプーンでかきまぜます。
3.10分〜15分蒸らして、完成!
できました! 見た目はつやつやピカピカしていてとてもおいしそうですが、味はどうでしょうか?
ひとくち食べて、「成功した!」と確信しました。
米粒が一粒一粒きちんと立っていて、とってもおいしいです!
今回コシヒカリを使ったのですが、炊飯器で炊くとふっくらもっちりとした粘り気を強く感じるのに対し、クッカーで炊飯するとしゃっきりとした食感になりました。どちらかというと固めのご飯が好みなので、これはうれしい仕上がりです。いくらでも食べられそう!
何回かトライする覚悟だったのですが、まさか初回で成功するとは思いませんでした。火加減が難しい焚き火でなく、バーナーだったからかもしれません。
もし失敗しても、かためのご飯は雑炊、柔らかめのご飯はおかゆにアレンジしてしまえばおいしくいただけるので、ぜひみなさんも試してみてはいかがでしょうか?
炊飯器で炊くごはんもおいしいですが、庭やベランダで炊けば、ちょっとしたキャンプ気分をおうちで楽しめますよ!
(TEXT:植木優帆)
1972年1月23日生まれ。熊本県出身。ヒロシ・コーポレーション所属。
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