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コラム

料理男子が増加中!コロナ禍で人気が集まった料理は「煮物」だった

【FoodClip 食卓トレンド】食ビジネス全般の動向やトレンド、食卓の最新データを発信するFood Clip編集部に、いま気になる食トレンドを教えてもらいました。今回お届けするのは、コロナ禍で変化した人気料理について。時短料理よりも、時間や手のかかる料理を作る人が最近は増えているそうですよ。

コロナ禍で変化した調理行動

こんにちは!FoodClip編集部です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、おうち時間が増えたことで、私たちの調理行動も大きく変化しました。

例えば、外出を控え家で退屈な時間を過ごす子どものために、お菓子作りをする親子が増え、スーパーではホットケーキミックスや小麦粉が売切れとなり、フリマアプリなどで転売されるという現象も起きました。

また、在宅ワークをする人が増えたことで、自宅で簡単に作れるランチニーズが高まったり、心の安定を目的に料理で「マインドフルネス」(雑念を捨て、今この瞬間に集中すること)を意識する人も出てきました。

調理行動の変化として「煮物関連のレシピ」が伸長

コロナ禍で変化が起きているのは調理行動だけではありません。調理レシピにも変化が起きています。

自宅で過ごす時間が増えたことで、「チャーシュー」や「鶏チャーシュー」「角煮」など、調理に時間のかかる「煮物関連のレシピ」の検索頻度が上がってきています。

▼「チャーシュー」の検索頻度(2019〜2020)

クックパッドでの検索1,000回あたりの分析キーワードの検索回数を示す「検索頻度(SI値)」を見てみましょう。

外出自粛が本格化した2019年4月以降、「チャーシュー」の検索頻度は急激に増加しています。

▼「鶏チャーシュー」の検索頻度(2019〜2020)

「鶏チャーシュー」の検索頻度も同様に、2019年4月以降急激に増加しています。

▼「さっぱり煮」の検索頻度(2019〜2020)

お肉をポン酢やお酢で煮る「さっぱり煮」の検索頻度は、コロナ禍以前から前年度と比較して増加していましたが、特に緊急事態宣言明けとなった6月の検索頻度は、前年同月の2倍以上になっています。

▼「角煮」の検索頻度(2019〜2020)

「角煮」の検索頻度は上記3つのレシピと比較すると増加幅は少ないものの、やはり前年度を上回っています。

在宅勤務の影響で料理男子も増加?

煮物関連のレシピの検索頻度が上がっている理由は、在宅時間の増加にあります。

毎日オフィスに出社していた頃は「時短料理」を求めていた人も、在宅勤務になり、家で過ごす時間が増加したことで、時間のかかる煮込み料理にチャレンジしやすくなりました。

一見難しそうな煮込み料理ですが、食材を火にかけ煮込むだけの「ほったらかし料理」なので、誰でも簡単に作ることができます。オンラインミーティングの合間に仕込んでおけば、仕事が終わる事にはアツアツの煮込み料理が完成しています。

在宅時間が増加したことで、今まで作ってみたいと思いながらもなかなかできなかった「お店で食べるようなメニュー」を再現することが可能になりました。

また、コロナ禍で料理を始める男性が増加したためか、昨年度と比較し、男性による煮物関連のレシピ検索数が増えています。

▼男性による「チャーシュー」の検索頻度(2019〜2020)

10代~80代男性の「チャーシュー」の検索頻度を見ると、4月以降は前年対比で検索頻度が増加しています。

▼男性による「さっぱり煮」の検索頻度(2019〜2020)

「さっぱり煮」の検索頻度も、4月以降急激に増加しています。外食機会が減ったことで、普段作らないようなレシピにチャレンジしようとする男性が増えたのかもしれません。

例えば、こんなレシピが人気

煮物関連でよく検索されているレシピは「さっぱり煮」「チャーシュー」「角煮」などが挙げられます。圧力鍋がなくても簡単に作れるレシピなどが検索されています。

【さっぱり煮】

【チャーシュー】

【角煮】

秋冬シーズンは煮物がさらに人気に!

秋冬シーズンの定番料理と言えば「鍋」ですが、今年は野菜が高騰している影響で、野菜をたっぷり入れる「鍋」の登場回数も減る可能性が考えられます。 こうした背景が、豚バラ大根、ぶり大根、筑前煮、肉じゃがなど、肉や魚をメインとした大皿の煮込み料理ニーズをさらに後押ししていくかもしれません。

FoodClip by cookpad

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