1月21日のNHK「あさイチ」のテーマは、「風邪の引きはじめに食べたい一皿」。夢の3シェフが、風邪のときに食べたい、とっておきのメニューを教えてくれました。その中でも、俄然注目度が高かったのが孫さんイチオシの「酸辣湯麺(サンラータンメン)」。どんなレシピなのか要チェック!です。
1月21日のNHK「あさイチ」をご覧になりましたか?
夢の3シェフが、風邪のときに食べたい、身体に優しくて栄養もとれる、とっておきのメニューを教えてくれるという豪華ラインナップ。
お餅と牛乳をベースに作った「なんちゃってホワイトソースのお手軽グラタン」を紹介してくれたのは落合さん。焼きおにぎりにあんかけをかけた「あんかけ焼きおにぎり」を教えてくれたのは中嶋さん。孫さんは汗をたっぷりかける「山東風酸辣湯麺(サンラータンメン)」。
この3つのメニューに共通するのは、体がポカポカに温まること!
特に孫さんの「酸辣湯麺(サンラータンメン)」は、番組終了直後からクックパッドでも注目キーワードとして順位を上げていますよ。
というわけで、今回は、3つのレシピのうち、クックパッドでも話題になっている「酸辣湯麺(サンラータンメン)」の作り方をリポートしたいと思います。
孫さんいわく、日本と本場の「酸辣湯麺(サンラータンメン)」では、色が違うそうです。それは、ラー油を使う日本のレシピとは違い、本場の「酸辣湯麺(サンラータンメン)」は黒酢と黒こしょうで風味を出すからだそう。
日本では風邪のときに喉にネギを巻くといいなんて習慣がありますが、中国では家族が風邪を引くと、わざと窓を閉め切り、黒酢を鍋で煮込むそうです。それは黒酢のにおいが、鼻づまりやのどの痛みに効くからなんだとか。
前置きはさておき、作り方は以下の通りです!
①まずたけのこを厚さ3ミリに切り、水で洗った後、ザルにあけておきます。
②豚バラ肉は5ミリの厚さに切ってから細切りにし、絹さやと水で戻したキクラゲも5ミリ幅に切ります。
③沸騰したスープ(なければ普通の水でOK!)に豚バラ肉を入れて、色が変わるまで煮たら、しょう油と紹興酒を。
ここにたけのこ、キクラゲ、きぬさや、塩コショウを加えます。こしょうをたっぷり入れるのがポイントです。
④③に水溶き片栗粉を加えてとろみを出したら、火を弱火に落し、今度は溶き卵を入れます。溶き卵を入れるときは、スープを回しながら、糸を垂らすように少しづつ入れるのがコツ。
⑤黒酢と米酢の二種類と、ゴマ油を入れるのも忘れてはいけないところ。
黒酢と米酢の二つを入れるのは、黒酢のコク&香りと米酢の酸味で、バランスのよい味わいになるからだそうです。酢を入れたらすぐに火を止めないと濁るので、ここにも要注意!
⑥スープが出来たら器に注ぎ、ゆでた中華めんを入れて、香菜を飾れば出来上がり!
孫さんいわく、この本場「酸辣湯麺(サンラータンメン)」は食べるだけで、まるでサウナに入ったように汗がダラダラ出てくるのだとか。
汗をしっかりかいて体を温めたら、たっぷりと眠るというのが、中国流の風邪の治し方のようです。糸のように入れた溶き卵と黒酢のハーモニー、ぜひ味わってみたいですね。
クックパッドにも本格的なのにすぐできる「サンラータン」のレシピが。
風邪のシーズンがやってきました。ちょっと風邪っぽいかも……というときは、無理をしないで。体がポカポカと温まる「サンラータン」を食べて、パワーをチャージしましょう。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)