まだ6月なのに蒸し暑い日が続いています。暑い日に汗をかくのは仕方がないことですが、同じ汗でも“質”があるって知っていますか?
私たちの汗は、実は血液から作られています。体が“暑い”と感じると、体温を下げるために、血液中の水分とミネラルが汗腺へと運ばれ、汗腺から水分が吹き出ます。この吹き出た水分が、いわゆる「汗」です。このとき大切なミネラルを血液に戻し、水分だけが表面に出るのが理想的です。
質のいい汗は、たっぷりの水分とちょっぴりの塩分でできているので感触はサラサラ。ところが汗腺の働きが低下していると、本来血液に戻るはずのミネラルが汗と一緒に外に出てしまい、いわゆる質の悪い汗となります。そのため、質の悪い汗は、濃厚でベタッとしているのが特徴です。
なかなか落ちない汗ジミができる、鉄っぽい体臭がする、サウナに入ってもなかなか汗が出ない、暑い日でも少ししか汗をかかない…という人は、汗の質が悪いのかもしれません。
いい汗をかくには、“汗腺”の働きを活性化することが大切。汗をかけばかくほど汗腺は活性化し、質のよい汗をかくことができます。夏は冷房の利いた部屋で過ごしがちですが、スポーツや半身浴などで1日1回は汗をドッとかいて、汗の質をあげましょう!