はじめてドーナツを作った日のことは、忘れることができない。丸くて、穴が開いた、あつあつでサクサクのドーナツの愛おしさ。自分にもドーナツが作れるんだと感激したあの日あの時。
一度もドーナツを作ったことがなかったら、それはとびきりうらやましいこと。これからたくさんの感動が待っているからです。何度作っても、毎回そのたびに感動するドーナツ。ひと口かじると、たまに泣きたくなるドーナツ。甘くておいしいシュガードーナツを紹介します。おもてなしにも喜ばれるでしょう。
有塩バター…20g(溶かしておきます)
薄力粉…150g
ベーキングパウダー…小サジ1杯
玉子…1コ
グラニュー糖…40g
牛乳…20g
強力粉…適量
1 ボウルに、薄力粉、ベーキングパウダーを入れて、よく混ぜ合わせます。
2 別のボウルに、玉子、グラニュー糖を入れ、泡立て器で、よく混ぜ合わせます。こちらのボウルは少し大きめがよいでしょう。
3 玉子液に、溶かしバターを、少しずつ入れて混ぜます。牛乳も同じように混ぜながら入れます。
4 粉を少しずつ、玉子液のボウルに入れ、よく混ぜ合わせていきます。ヘラを使って、しっかりとこねます。
5 生地に粉っぽさが無くなったら、ラップをして、冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
6 大きめのボードもしくは広いテーブルに、強力粉を打ち粉して、生地をめん棒で1センチほどの厚さに伸ばします。
7 打ち粉をしながら、抜き型でドーナツを抜きます。
8 深さのあるフライパンか鍋に、サラダ油を2センチほど入れて、弱火で温めます。ひと欠けらの生地を落として、すぐに浮いてきたら揚げる準備が完了です。
9 刷毛で粉を落としてから、ドーナツ生地を揚げていきます。油の温度が上がらないように、火加減に注意します。
10 ドーナツの表面が割れてきたら、裏返して、両面をきつね色に揚げていきます。穴の部分の生地も揚げていきます。
11 揚がったドーナツは、クッキングペーパーをしいた容器で油を切ります。
12 仕上げにグラニュー糖をまぶして、出来上がりです。
文・写真:松浦弥太郎
お菓子を作るときは、たっぷりと楽しみながら作りましょう。出来上がった時、そのおいしさは格別で、幸せな気持ちになりますよ。
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