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【むくみ解消に!?】旬の「たら」を使った簡単薬膳レシピ

漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」が、漢方医学の考え方に基づいて、食事やライフスタイル、漢方薬について提案します。

たらは正月明けのダイエットにぴったりの食材?

お正月明けで身体が重い、疲れやすい、むくむ、などといった不調を感じる人もいるのではないでしょうか? 今回ご紹介するのは、そんな人にもぴったりの「たら」を使ったレシピです。冬が旬のたらは、脂質が低いのでダイエットにもおすすめ。それに加えて、栄養素も豊富に含んでいるため、低カロリーで栄養素を十分に摂ることができる優秀な食材なのです。

たらの薬膳効果は?

たらは、淡白な魚ですが薬膳的にみても多くの働きがあります。主に気(エネルギー)と血を補うので、息切れ、疲れなどの改善、体力回復 に役立ちます。消化・吸収も良いため、胃腸の調子が悪いときにも負担をかけない食べやすい食材です。

たらにスパイスを組み合わせて効果アップ

薬膳では、食材を組み合わせることによって効果を引き出します。たとえば、たらであれば 香りの良い香辛料やハーブ類、レモンなどの柑橘類などの香りの良いものを組み合わせる ことで、たらの効果を高めることができます。

今回は魚料理との相性の良いフェンネルシードをご紹介します。フェンネルシードは、西洋東洋問わず古くから使用されてきたスパイスで、さわやかな香りが特徴的。漢方では「茴香(ウイキョウ)」といい、身体を温めて痛みをとる・胃の働きを良くして食欲増進させる・お腹の脹りを緩和する目的で使用します。

たらを使用した簡単薬膳レシピ

白身魚のフェンネルシード焼き

魚と相性の良いスパイス(フェンネルシード)を組み合わせて、簡単薬膳料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか? このレシピはむくみやすい、疲れやすい人におすすめのレシピで、身体を温める食材を使用したメインディッシュ薬膳です。 フェンネルシードの香りが他の食材の効能をさらに引き出します。

<材料>
・白身魚(今回はタラを使用)…4切れ
・フェンネルシード…小さじ2
・パプリカ…2個
・さやえんどう…8さや
<たまねぎたれ>
 たまねぎ…1個
 醤油…大さじ1
 砂糖…大さじ1
 塩…小さじ1
 水…100ml
 オリーブオイル…適量

<作り方>
1.白身魚にフェンネルシードをまぶし、サラダ油を塗ったパプリカと一緒にオーブンで焼く。
2.パプリカは薄皮を取り除き、適当な大きさに切る。さやえんどうは塩ゆでする。
3.たまねぎはすりおろし、茶色になるまでオリーブオイルを加えながらじっくり炒めたら、たまねぎ以外の材料を加え煮詰める。
4.1と2を皿に盛りつけ、3のたまねぎたれを添える。

フェンネルシードがない場合は、カレー粉やコショウなど身近にある香辛料でも代用できます。スパイスを取り入れると簡単に薬膳料理が楽しめます。お好みでいろいろ試してみてくださいね。

漢方デスク薬剤師 小屋原佳苗

漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。

監修:漢方デスク

漢方デスクは漢方・漢方薬・薬膳の総合ポータルサイトで、個別のタイプに合わせた薬膳、ツボ療法、漢方薬、生活習慣の改善等の日々の生活に取り入れられる健康情報お届けします。

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