cookpad news
コラム

炊飯器で作れる!ココナッツミルクとハーブたっぷりのマレーシア料理♪

世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、広尾にお住まいのマレーシア人ビビさんのお宅で、おいしいマレーシア家庭料理をいただきました!

はじめまして、ご当地スーパー巡りが大好きな野菜愛好家、さやかです。 ずっと楽しみにしていたKitchHike、ついに体験してきました!ビビさんのホスピタリティあふれるおもてなしと、おいしいマレーシア料理についてお伝えします!

きっかけは、KitchHikeのホームページで見た「日本で味わう外国人の家庭料理」 特集で目を引かれたのがビビさんの料理でした。「ココナッツミルクとアロマの香りで味付けしたナシレマッ (ピーナッツ、キュウリ、卵、チリソースのタコ、チキン)」……いったいどんな料理だろう?

こちらがナシレマッ!うーん、どんなお料理なのか、気になる!

今まで食べたことがなかったマレーシア料理に興味をもち、コンタクトをとるとその日のうちに予約が完了!KitchHike当日は友人と二人でドキドキしながら玄関のベルを鳴らしました。にこやかに出迎えてくれホッと一安心。彼女のお子さん二人も、かわいい笑顔で出迎えてくれました♪ビビさんには、10歳にまだならないお子さんがいらしゃるのですが、マレー語と英語と、日本語も少し話せるそうです……!ん~!色々楽しみです。

初心者でも分かりやすい!ビビさんといっしょにお料理

エプロンもばっちり装備して、ビビさんのマレー料理教室が始まりました。

初めてのマレーシア料理!どんな風にして作るのか楽しみです!

キッチンには全ての材料が使うタイミングごとに準備されていました。見たことのない材料がたくさん。写真の直径約3cmのタマネギみたいな野菜は、タマネギではなく、「エシャロット」だそうです。スパイスもフェヌグリーク、パンダンリーフなど聞くのも初めてなものが多かったです。 「どこで手に入るの?」と聞いたところ、どうやら新大久保にマレーシアへの扉があるみたいです(笑)。また、「材料が覚えきれない!」という私達のために、ビビさんは材料とレシピの紙を印刷してくれていました。

エシャロットは薄くスライスです。皮の剥き方も日本のタマネギとは異なるため、ビビさんは丁寧にレクチャーしてくださいました。

エシャロットは見た目が小さいタマネギのように見えます。

ご飯は炊飯器で炊くそうなので、自分の家でも挑戦出来そうです!

実際に自分たちでやってみると案外これが難しい。エシャロットをきざんだら、スパイスと一緒にご飯を炊きます。

「ナシレマッ」のココナッツご飯は、普通の炊飯器で炊けるそうです。これならおうちでも「ナシレマッ」が作れそうですね!ご飯は香り米として名高い高級インディカ品種、バスマティというものを使用しています。

そして、ココナッツミルクを入れて、軽くまぜます。

ココナッツミルクを加えて、かきまぜます

ココナッツミルクは1缶全部使うのですが、缶に残ったココナッツも水を少量いれて無駄なく使います。見習わねば! 次に、ご飯に添えるエビのチリソース炒めを作ります。ビビさん手作りのチリソースベースは、トウガラシを水で煮て、ミキサーにかけたものだそうです。様々な材料を投入して手際よくチリソースを完成させるビビさん。

チリソースを作っています。辛くて良い匂いが充満してきました。

水分がどれぐらいになるまで煮るか、エビはどれぐらいの時間加熱すればよいかなど、丁寧に教えてくださいました。 そうこうしているうちに、炊飯器からココナッツミルクとハーブのすてきな香りが……!いよいよお腹がすいてきました。

炊飯器から炊きあがってきたご飯のいい匂いがしてきました~!

さて!ご飯も炊きあがり、おかずも出来上がったところで味見担当のビビさんの旦那様 (とっても優しそう!) のお墨付きもいただいいて、待ちに待ったランチタイムに突入です!

右手でいただきます!

ココナッツとスパイスとピリ辛のソースが混ざり合って、食欲が止まらない美味しさです。マレーシアの伝統的な食べ方、ということで、右手でいただきました。慣れない食べ方に私は苦戦しましたが、友人は「自分は右手でナシレマッを食べる才能があるに違いない」と、モグモグ(笑)。

一皿食べ終えると、「恥ずかしがらないで、おかわりして食べてね!」とビビさん。そして遠慮なくおかわりをいただきました~!マレーシアではお客さんに食事を出すときに「タマラギ」という言葉をかけるらしく、「もっと食べてね」という意味だそう。お客さんをおなか一杯にしようというマレーシアのホスピタリティを、広尾で感じることができました。

編集部おすすめ
クックパッドの本