日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
タレにつけて焼くだけの「しょうが焼き」は、他の料理に比べて失敗が少ないレシピ。結構自信があるという人も多いのでは?そんな人でも実は、まだまだ知らないことが多いのが「しょうが焼き」の世界。今回は、奥の深い「しょうが焼き」の魅力に迫ります。
9月9日放映のNHK「あさイチ」の特集は定番中の定番レシピである「しょうが焼き」。とっておきの情報を紹介してくれましたよ。番組でフィーチャーしていたのは、“究極”と“ラクラク”という、2つのパターンの「しょうが焼き」。さっそくぞれぞれの特徴についてリポートしたいと思います。
最初にご紹介するのは、洋食屋さんで食べるような「しょうが焼き」の作り方です。
ポイントは、極上のたれ&お肉の焼き方。まずはたれを作りましょう。材料は、しょうが、みりん、砂糖、水、しょうが、にんにく、玉ねぎ、にんじん。玉ねぎとにんじんを入れるのがポイント。にんじんを加えることでたまねぎの甘さと相まってよりコクが出て、味に深みが出るのだとか。それらをミキサーにかけたら鍋にかけ、強火でひと煮立ち。アクをとったらすぐに氷水につけて冷やします。
ここで肉が登場!オススメは、お肉本来の美味しさが味わえるうえ、タレがしっかり絡む5~6mmの厚さのお肉。
お店では鉄のフライパンをよく熱し、熱々になったらお肉を入れて一気に焼いて肉汁を閉じ込めます。しかし一般家庭でよく使うフッ素樹脂加工のフライパンでは、鉄のフライパンほど余熱ができません。そこでプロのアイディア!それはお肉に小麦粉をまぶすこと。それによって肉汁が外に出るのを防ぐ効果がアップ。
お肉の焼き方にもコツがあります。それはお肉の置き方。外側に脂身がくるようにしておくことで、余分な脂がとれて、臭みも消えるそう。肉の端が白くなったら火を止め、あとは余熱で焼きます。タレをかけたら最後に強火でひと煮立ちすれば完成です。
タレを作るのは少し手がかかるけれど、焼き方には使えるテクニックがいっぱい。ぜひ参考にしたいですね。
お次は家で作る簡単&ラクラクバージョンの「しょうが焼き」の作り方です。
ポイントは、しょうがの使い方と味付け。まずはしょうがの使い方から。なんと冷凍したしょうがをすりおろして使うんです。それによって繊維が残ることなく、パウダー状になるので辛みがない美味しいしょうが焼きが作れるそう。
そして味付け。薄切り肉にしょうゆ、酒、砂糖を入れてサッと混ぜ合わせたら、なんとケチャップを入れるというからビックリ!なぜケチャップを入れるとおいしくなるのかと言えば、ケチャップに含まれたうまみ成分のグルタミン酸と豚肉に含まれるイノシン酸が合わさることで相乗効果が生まれ、うまみが増大するのだとか。
冷凍のしょうがとケチャップなんてお手軽なテクニックなら、今すぐにでもマネできますね。クックパッドにもしょうが焼きを美味しく作るテクニックがないか?探してみましたよ。
あなたは究極、ラクラク、どちらのしょうが焼きが食べてみたいですか?どちらでも食べたいと思ったときが作りどき。さっそくチャレンジしてみてくださいね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
日本ナンバーワンのレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。季節にあわせた人気レシピの紹介のほか、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザもお届けしています。