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コラム

お米は生鮮食品! ついやりがちな“おいしさ半減”NG保存方法【日常酒飯の「つまみめし」レシピ Vol.2】

「お酒の締めにお米を食べようとすると、お腹がいっぱいで食べられない」。そんな声を聞くことがあります。ならば、お米を食べながら、お酒を楽しむのはどうでしょう? 思わずお酒が呑みたくなるようなお米料理、名付けて「つまみめし」。お酒の肴になるだけでなく、子どももおいしく食べられる楽しい“日常酒飯”ライフを、お米ライター・柏木智帆がお米のコバナシとともにご提案します。

冬でも油断は禁物!

お米は「保存食品」の側面もありますが、特に精米後、家庭では「生鮮食品」として扱うことを猛烈におすすめします。

購入したお米はすぐにジッパー付きのビニール袋や空のペットボトルなど密閉容器に入れて冷蔵庫へ。常温で置いておくと、お米はどんどん酸化が進みます。冷蔵庫に入れた場合も早めに食べ切ることで、そのお米の本来の味わいを楽しむことができます。

これからは日に日に気温が低くなっていきますが、油断は禁物。暖房やヒーターをつけている気密性の高い室内は、お米にとっては良くない環境です。

「『粘りがあるもっちりとした品種』と聞いて買ったのに、まったく違う!」など、お米が変だぞと思ったら、まずは自分自身の保存方法を振り返ってみてください。

購入後、お米はどのようにどこで保管していたか? 精米からどれくらいの日数が経っているか?

常温で数カ月も経ってしまったお米は、炊飯すると古米臭が広がり、ツヤも“おねば”もない状態になり、食感も悪くなります。そうしたお米を食べて「おいしくないね」なんて言われたら、お米がかわいそう!

おいしくないなあと思ったら、まずは家庭のお米の扱い方を改めてみると、「このお米ってこんなにおいしかったのか!」とお米を見直すかもしれません。

お米はこまめにちょっとずつ購入

お米の味わいは地域や生産者、栽培方法、精米方法などによって変わりますが、購入後の保管や炊飯の方法によっても大きく変わります。家族の人数や食べる量などから計算して少量ずつ購入することをおすすめします。目安は2週間ほどで食べ切れる量。「早く食べなければ!」と焦らずに済みます。

たとえば、量り売りをしているお米屋さんへ行くと、それぞれのお米の味わいの違いを教えてもらうことができます。お米を知れば知るほど、お米の楽しみの幅がきっと広がるはず。

その場で精米してもらえるお米屋さんもあるので、「購入した時点で精米からすでに数週間も経っている…」なんてこともありません。少量ずつさまざまな品種を購入して食べ比べてみると、好みのお米にも出会えるかもしれません。

お米は主食。つまり本来は、食卓の主役。白ごはんがおいしいだけで、毎日の食卓がきっと豊かになるはずです。

サバ炒飯×日本酒

劣化して古米臭がきつくなってしまったお米も工夫次第でおいしく食べられます。生米のまま炒めてリゾットやパエリアにしたり、炊いてから炒飯に使ったりするなど、味付けをしてしまえば楽しむことができます。サバ炒飯なら、青魚の旨みが日本酒にもぴったりですよ。

冷蔵庫に入れたごはんでパラパラに♪

炒飯作りの裏技は、まずは炊いたごはんを半日ほど冷蔵庫に入れること。硬くなったごはんをほぐしてからフライパンで再加熱して炒飯を作ると、インディカ米を使ったようなパラパラ炒飯が作りやすくなります。

柏木智帆

お米ライター。元神奈川新聞記者。お米とお米文化の普及拡大を目指して取材するなか、お米農家になるために8年勤めた新聞社を退職。2年にわたってお米を作りながらケータリングおむすび屋を運営した。2014年秋からは田んぼを離れてフリーランスライターに。お米の魅力や可能性を追究し続ける、人呼んで「米ヘンタイ」。

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