cookpad news
コラム

“ぬめり”を取るのがポイント!ひとワザで子どもも喜ぶ里芋煮が完成♪【人気の給食レシピ/宝塚市】

子どもたちに人気の学校給食レシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンからご紹介。第7回目は宝塚市の公式キッチンから。 誰もが経験した懐かしい給食の味わいや、新たな地域の給食の味をご家庭の食卓にぜひ取り入れてみて♪

<今回、絶品レシピをレクチャーしてくれた公式キッチンはこちら>

ジャムやふりかけ、カレールウまで!手作りが基本

宝塚市では、「安全安心でおいしい」学校給食を目指して、各校の給食室で調理する「自校調理場方式」を採用しています。また、食を通して文化や伝統を学ぶことができるように日本の伝統的な食材や郷土料理・季節の行事食なども取り入れながら、家庭で不足しがちな豆や魚などの食材を使った献立を提供しています。 手作りを基本としており、だしは天然だしを使用し、ジャムやふりかけ、シチューやカレーのルウなども手作りです。

今回は、子どもたちに人気の料理2品をご紹介いたします。

子どもが食べやすい甘めの味付け

「ひじきと大豆の煮物」は、宝塚市の給食が始まった当初からメニューに取り入れられている料理です。味付けは、子どもたちが食べやすいよう甘めにしました。 現代の食生活で不足しがちな食物繊維を豊富に含む海藻と大豆の組み合わせで、ごはんにもよく合い、常備食にもなります。

見た目が黒っぽいですが、しょうゆと砂糖の甘辛さがごはんに合うため、給食に登場する度になじみ深くなり、人気が高まってくる料理です。学校給食では、にんじんを入れていますが、ご家庭では、この他にもごぼうや蓮根などの根菜を入れてもおいしく出来上がります。

ひじきと大豆の煮物

作り方のポイント

学校給食では、乾物の大豆をゆでて使っていますが、ご家庭では水煮大豆を使ってください。火を止めてからの余熱で野菜に味がしみ込んでいきますので、竹輪を入れて火を止めたら、しばらく置いておきましょう。

おすすめの献立は?

ごはんが進むおかずなので、例えば、さつま汁まぐろとじゃがいもの甘辛煮小松菜とツナの和え物などと組み合わせると、栄養価だけでなく味のバランスもいいですよ。

里芋を油で揚げることで食べやすく!

里芋の独特のぬめりが苦手な子どもたちもいますが、食べやすい調理法を考えて、この「里芋の揚げ煮」という料理が生まれました。 里芋を油で揚げることによって、食感が変わり里芋のぬめり感が和らぎますので、ぬめりが苦手な子でもおいしく食べることができます。 里芋を油で揚げることによる油のうまみと、そぼろあんの肉のうまみが加わっていることが、子どもたちに人気の理由です。

里芋の揚げ煮

作り方のポイント

里芋は揚げる前にしっかりと水気を切っておき、低めの温度でじっくりと揚げてください。揚がったら油をしっかり切り、そぼろあんの中に入れます。そぼろあんは、里芋を揚げる前、または揚げながら作っておきます。

おすすめの献立は?

ごはんによく合う和食のおかずです。野菜や海藻を使ったおかずと組み合わせると、さらに栄養バランスもよくなります。石狩汁大根サラダひじきのふりかけと合わせるといいですね。

ぜひ、宝塚市の給食レシピをご家庭でも試してみてくださいね!

編集部おすすめ
クックパッドの本