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コラム

タイのどら焼き?! 屋台おやつ「カノムトーキョー」を作ってみました!【世界の台所探検】

世界中の台所を訪れて現地の人と料理をする台所探検家・岡根谷実里さんが、各地の家庭料理をお届けします。今回はタイの台所から、気になる名前の簡単おやつ「カノムトーキョー」をご紹介します。

カノムトーキョーって?

「カノム」はタイ語でお菓子やスナック、「トーキョー」はもちろん東京。 カノムトーキョーはその名もズバリ「東京おやつ」という意味です。 しかしながらその発祥は日本ではなくタイという不思議な一品。現地に住む女性ペイペイさん姉妹とテレビ電話でつながり、「オンライン台所探検」で作り方を教えてもらいました。

鉄板でくるくる!自由な具材で楽しみ方いろいろ

屋台のカノムトーキョーは鉄板で作りますが、おうちで作る場合はフライパンかホットプレートでOK。薄めのどらやきのような生地を焼いて具をのせて、くるくる次々に巻いていきます。 中に入れる具は、おかず系ではソーセージやひき肉やカニカマ、甘いものではパンダンの葉で風味づけした緑色のカスタードクリームが定番。日本のお祭り屋台のクレープを彷彿とさせる自由さで、一口大なので色々な味を楽しめるのも魅力です。

教えてもらいながら初めて作ってみましたが、小麦粉や卵など家にあるものだけで作れて、フライパンで簡単にできました!

ソーセージ入りは、甘い生地にしょっぱい具材が意外に合い、日本ならではのあんこも試してみましたが、こちらも相性ばっちり。あれもこれも入れたくなってしまいました。

屋台フードをおうちで楽しむ

このカノムトーキョー、屋台で簡単に買えるものなのに、最近家で作る人がふえているそう。 その理由を聞いてみると、「普段はどこでも買えるものだけど、今はタイも日本と同じようにステイホーム。 コロナで屋台に買いに行くことができないから、家で作る人が増えているの 」とのこと。 日本でも、パンやお菓子作りなどの時間のかかる料理をこの機会にやってみる人が増えているそうですが、海外の台所でも同じようなことが起こっているみたいです。他に人気が出ている料理を聞いてみると、日本でも大人気の韓国発「ダルゴナコーヒー」などを教えてくれました。

おうち時間があるけれど、旅行はいけないこのゴールデンウィークに「カノムトーキョー」を作って、タイの屋台気分を味わってみるのもおすすめですよ。

岡根谷実里さん

台所探検家。世界各地の家庭の台所を訪れ、世界中の人と一緒に料理をしている。これまで訪れた国は60カ国以上。料理から見える社会や文化、歴史、風土を伝えている。
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