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初心者でも挑戦してOK!「クロワッサン」【30分で人気パンを作ろう Vol.3】

クックパッドニュース編集部

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自宅で過ごす時間が増えたことをきっかけにパン作りを始めた方も多いのではないでしょうか?とはいえ、初心者の方にはなかなか難易度が高い工程も多いですよね。そこで今回、クックパッドアンバサダーでパンの講師認定資格をお持ちの♪♪maron♪♪さんが考案された初心者でも簡単に作れるパンレシピをご紹介します。第3回は、1回目でご紹介した「不思議パン」生地をベースにした「クロワッサン」の作り方を教えていただきました。

普通に作ると3時間!不思議パンなら30分で完成♪

500以上のパンレシピを投稿している♪♪maron♪♪さん。第1回目にご紹介した「不思議パン」をベースにし、今回は、パン作り初心者憧れの「クロワッサン」を教えていただきます。一般的なレシピだと3時間程度かかるところを、「不思議パン」を応用すると30分でできるとのこと!

「不思議パンの作り方に慣れてきたら、是非挑戦してもらいたいのがクロワッサンです! 生地は口当たりをサクッとさせるため、強力粉と薄力粉を7:3の割合にして、フランスパンの生地と同じ配合にしています。生地にバターを折り込んでいく作業が少し難しいですが、レシピ通りに作っていただければ大丈夫ですよ」(♪♪maron♪♪さん)

難しいという言葉に少し緊張しますが、クロワッサンが手作りできたら自信がつきそう! さっそくレシピを紹介していただき、今回もパン作り初心者の編集部スタッフがチャレンジしてみました!


材料(6個分)

■ パン生地
強力粉…140g
薄力粉…60g
ドライイースト…10g
砂糖…30g
塩…2g
溶き卵…15g
牛乳…50g
水…60g
バターまたはマーガリン…20g
■ 折り込み用
バターまたはマーガリン…100g
チョコレート…お好みの量
■ 仕上げ
溶き卵…適量

(1)折り込み用バターを作る


バター100gをビニール袋に入れて12×12cm程度にのばして冷凍庫で冷やします。※(6)で使います。
<ポイント>冷蔵庫でも構いませんが、作業に手間取るとバターが溶けてしまうのでここでしっかり冷やしておきましょう。

(2)イーストの栄養「仕込み水」を作る

ウィンナーパンの二の舞にならないように最初から大きなボウルを用意したものの、今度は写真がわかりにくくなってしまった編集部スタッフ。

まず、耐熱容器に水、牛乳、砂糖を入れて、レンジ(600W)で30秒加熱してよく混ぜます。
<ポイント>仕込み水を人肌程度に温めることで発酵を促します。

(3)生地を混ぜる

3回目にもなれば、この工程の時点で上達を感じる。やはり何事も慣れるまで続けることが大事。

(2)にイースト・強力粉70gを加えてよく混ぜます。
<ポイント>ここでイーストをしっかり溶かして発酵を促進させることが大切です。


イーストのダマが無くなり、全体にポコポコ気泡が出てくるまで混ぜたら、残りの強力粉・薄力粉・塩・溶き卵・バター(生地用)を加えて、全体がまとまってくるまでよく混ぜます。
<ポイント>イーストが発酵を始めるとパン生地からポコポコと気泡が出てきます。気泡が分かりにくい場合、ゆっくり生地を混ぜてもらうと気泡が割れる瞬間が見えやすいです。

ダマが残るとイーストの匂いが強く残りやすくアルコール臭などがしたり、膨らみが悪く高さが出なかったりします。

(4)生地をこねる

(3)を台に出します。容器に残った生地はスケッパーなどを使って取り出してください。手のひらで生地を押しながら捏ねます。バターが生地になじんでなめらかになるまでこねてください。
<ポイント>生地にバターと卵が入るため、基本の不思議パンの生地よりもしっかり捏ねてください。

はじめはベトベトと台や手にくっつきますが、我慢してこね続けます。
<ポイント>台や手にこびりついた生地はスケッパーで掃除しながらこねていきます。

捏ねていくうちに生地がなめらかになり手にも台にもつかなくなってきます。台に生地がつかなくなり、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねましょう。
<ポイント>生地がぱさつく場合は人肌程度のお湯を少量足してください。べとつく場合は生地を台に叩きつけながらこねると水分が飛びます。それでもべとつく場合は、少量の強力粉を追加してください。

表面がつるつるで、生地に弾力がある状態が完成です。
生地はできれば手で薄くのばしたときにブチブチちぎれないくらいまでしっかり捏ねてもらうと柔らかくてふんわりした表面のきれいなパンに仕上がります。捏ね方が足りないと表面のキメが荒い生地に仕上がってしまいます。

(5)一次発酵をする

生地に弾力があり、なめらかになったら、耐熱容器に戻してレンジ(600W)で20秒加熱します。

(6)バターを生地に折り込む


台と麺棒に打ち粉(強力粉)をして(5)の生地を15×15cm程度にのばし、(1)のバターを生地の中央斜めにのせます。



バターを生地で包み込み、生地をつまんで指でなじませます。 生地の表面と麺棒に打ち粉をして生地を麺棒でこまめに押しながら縦にのばしていきます。 裏返して同様にのばします。



麺棒を転がしながら厚みを均一にしたら余分な打ち粉を払ったら、生地の上下を折りたたんで3つ折りにします。生地を90℃回転させて、さらにのばし、再度3つ折りにします(2回目)

両面の打ち粉を払い、ラップで包んでビニール袋に入れて冷凍庫(5分以上冷やす場合は冷蔵庫)で5分休ませます。

冷凍庫から出してのばしてたたむ工程を繰り返したら、冷凍庫(または冷蔵庫)で5分休ませます。(合計で3つ折りを4回する)
<ポイント>クロワッサンの成形のポイントは生地に打ち粉(強力粉)をしながらバターが溶けないうちにできるだけ手早く作業することです。打ち粉をしないと作業中に生地やバターがべたつき、作業に支障が出ます。作業中バターが溶けて作業がしにくくなったら、生地をラップに包んで冷凍庫で少し冷やしてください。バターが冷えて作業がしやすくなります。

(7)成形し、二次発酵をする


台と麺棒に打ち粉をしmきれいな面を下にして縦25×横30cm程度の長方形にのばし横を3等分します。
<ポイント>きれいな面を仕上がり面にしたいので、後の工程で巻くことを考えて、きれいな面を下にします。


対角線状に6等分に切ります。


三角の底辺の中心に2cm程度切り込みを入れてお好みでチョコレートをのせます。

切り込んだ部分を左右に折ってから、生地を手前から優しくふんわりと巻いていきます。巻き終わりを下にして天板にのせ、ラップをして室温で10分休ませます。

(7)焼成をする

(6)の表面に溶き卵を塗り、220℃に予熱したオーブンで12~18分焼いたら完成です。
<ポイント>生地に溶き卵を塗る時は、層がきれいにでるように、層の部分に卵がつかないように気を付けてください。溶き卵を塗った後に、お好みでグラニュー糖をかけるとさらにおいしいです。

焦げ気味ですが、食べたらちゃんとクロワッサンで感動しました!

いかがでしたか? 少し難しいですが、クロワッサンが焼けるようになるとフルーツカスタードデニッシュチョコシートパンなども上手にできるようになるとのこと。他にも♪♪maron♪♪さんのキッチンには、「不思議パン」の生地をベースにしたアレンジパンがいっぱい!みなさんぜひ試してみてくださいね♪

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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