【減収の割合別に紹介】収入が減ったときの見直し方法

【減収の割合別に紹介】収入が減ったときの見直し方法

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は「収入が減ったときの見直し方法」についてです。

新型コロナウイルスの影響などもあり、夏、冬のボーナスばかりではなく、毎月の収入自体減ってしまったご家庭も多いかと思います。収入が減ったら減ったなりの見直しを早めにすることが大切です。

見直しの前にまずしておくべきこととして、手取りの収入と1か月にかかる固定費(住居費、公共料金、保険料、教育費など)とそれ以外の変動費(食費や日用品費や美容費、交際費、医療費といったいわゆる生活費)がいくらかかっているのかを一覧にしましょう。

【1~2割減】変動費から見直す

世帯の手取り月収が、どれだけ減ったかによって見直す優先順位が変わります。1割から2割ほどの収入減の場合は、変動費から見直すことで減った分をカバーすることができるでしょう。見直し方法は、手取り月収から家賃や住宅ローンなど毎月決まって支払う固定費と先取り貯蓄の合計を引いた金額がその月に使える変動費の予算になります。

全体の変動費の中から、食費(外食費含む)や日用品費、服飾費、医療費、レジャー費、交際費、美容費などの予算を組んでいきます。食費や日用品、医療費といった生活に欠かせない費目はできるだけ減らさないようにして、ほかの費目の予算を減らしてやりくりをしましょう。

管理方法は、1か月分の食費とそれ以外の予算をそれぞれ5週に分けて、1週間ごと決められた予算の中でやりくりをしましょう。

変動費以外にも、サブスクリプションやサプリの定期購入といった定額でかかる出費も、無くても困らないのであれば、早めに解約をしましょう。動画や音楽系サブスクを各1つずつ、サプリといった定期購入を1つ解約して3000円。これだけでも5000円の節約が可能となります。

【3~4割減】変動費+固定費を見直す

3割を超えて4割ほど収入が減ってしまった場合は、先ほどの変動費の見直しだけではなく固定費も見直すことで、大きく節約できる可能性があります。

固定費とは、住居費や公共料金、通信費、保険料、教育費、おこづかいなど毎月支払うものです。この中からまずは優先順位の低いものから解約、契約変更などで出費を抑えましょう。格安SIMやスマホに家族で乗り換えつつ、自宅のインターネット回線の契約も見直すことで出費を減らすことができるでしょう。大手キャリアから格安SIMに家族5人で乗り換えた場合、端末代別で、基本料金が5台分で8000円前後になるプランもあります。また、同じ格安SIMの業者が提供するひかり回線とまとめて契約をすることで割引が適用され、家全体の通信費を抑えることも可能です。

保険料や教育費は見直し方法によっては大きな効果が期待できます。保険料は昔に加入した利率が高いお宝保険と言われるもの以外は、安い掛け捨てのプランに変更することで、保険料を大きく抑えることもできるでしょう。保険料は専門家にお願いしつつも、いくつかの提案から選べる保険相談窓口を利用するとよいでしょう。

更に聖域と言われている教育費も見直しの対象となります。お子さんの意思も確認しながら絞りましょう。もちろんおこづかいも見直しの対象です。優先して生活費にお金がまわるように、夫婦で相談をして決めましょう。

【5割以上減】住居費や車も見直し対象に

5割以上収入が減った場合は、変動費、固定費の見直しはもちろん、固定費の中でも最も負担が大きいと言われる住居費の部分も見直す必要もあるでしょう。住居費が手取り月収の5割を超えるようであれば、引っ越しも視野に入れて家計の見直しをしましょう。

車は仕事や生活するうえで、必要不可欠な場合を除いて、週末の買い物に使う程度で、近所にレンタカーやカーシェアリングが利用できる環境にある場合は、思い切って車の処分を検討しましょう。車の維持経費にはは駐車場や車検代、自動車保険、自動車税、ガソリン代など所有しているだけでも、年間50万円以上のコストがかかります。まとめ買いや重い商品はネットスーパーやネットショッピングを利用するなど工夫をすることで、車を処分できたケースもあります。

収入が減ったときは、限られた収入の中でやりくりをするための見直しが必要です。減った分の穴埋めを貯蓄で補填し続けたとしても、それは家計の体力を削り続けるだけです。削る貯蓄も底を尽き身動きができなくなってからでは遅いのです。早く見直しをすればするほど、収入減の影響を軽減させることができます。


丸山晴美さん

85f546e6f116a4af1be6658103cac5de 旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

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