日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
夏休みの自由研究を迷っているお子さんには、料理のテーマもオススメですよ。不思議な現象に目を輝かせたあとは、おいしいご褒美もあるので、やる気が何倍にもアップするはず。そこでご紹介するのが、白い「卵」が高級そうな“桜色”に大変身する実験です! いつもの卵をアレと煮込むことで、なんとも見事な色合いに変わっちゃうのだそう。というわけで、実際に実験してみました!
1.さっそく普段購入している白色の卵を用意しました。そして、今回の実験に必要なのが…。
2.こちらの玉ねぎの皮なのです! いつも捨てていた皮が役立つなんて面白いですね。
3.小ぶりのフライパンで煮込んでみます。本当に色が変わるのでしょうか、ドキドキ…。
4.おおっ、3分ほど煮込んでいると、お湯が玉ねぎの皮の色になってきて、卵も薄っすらと黄色くなってきましたよ。
5.だんだんと卵の色が濃くなっていく様子が楽しい! 全体に色づくようにときどき箸で転がします。もはや卵を育てているような愛しい気分に。
はい、見事な桜色になりました〜♪ スーパーでいつも手が届かなかった卵のようで嬉しいです。はじめは半信半疑でしたが、けっこう濃い色になって大満足! 実際に実験してみるとわかるのですが、とっても手軽にできますし、大人でもかなり楽しいですよ。
何故色づくのかというと、タマネギの外皮に含まれる色素(ケルセチン)の効果によるものとのこと。 他にもターメリックや紫キャベツなど天然の色素でいろんな色にすることができます♪
殻をむいてみると白身はほぼ白色でしたが、ところどころに桜色がついていました。殻についている色素がついたのか、もしくは殻に空いている小さな気孔から色素が入ったのかもしれません。味はいつものゆで卵のままで、おいしくいただきました。
今回の実験で試した方法は、レシピ作者さんの御祖父様が定食屋をされていた頃に、実際に使われていたワザとのこと。お客さまに卵をおいしく召し上がっていただきたいというおもてなしの心が、卵を桜色に変身させたのですね。ぜひお子さんの自由研究の題材として試してみて、魔法のような光景を体験してみませんか?(TEXT:八幡啓司)
日本ナンバーワンのレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。季節にあわせた人気レシピの紹介のほか、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザもお届けしています。