日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
最近の日本のおうちごはんブームは、ニューヨークやロサンゼルスなどアメリカの都市のブームの影響を大きく受けています。そこで、ニューヨーク在住のクックパッドニュースライターが、ニューヨーク最新食事情をお届けします!
アメリカの中でも東海岸の北部に位置するニューヨークでは、連日、氷点下の日が続いています。 でも、ニューヨーカーの一番の交通手段は「徒歩」といわれているくらい、寒くてもみんな街を歩くのが大好き。そんな彼らの心と体を、芯から優しくあたためてくれる飲み物が、この「ホットアップルサイダー」なんです。今では、すっかり冬の風物詩。屋外で開かれているファーマーズ・マーケットでは、いつもたくさんの人たちが買い求めています。
アップルサイダーは、果肉の粗い粒子や沈殿物をろ過していない生のりんごジュースで、りんごそのものの味をより強く感じることができます。一般的なりんごジュースは、それらをろ過して日持ちするようにしたものなんです。
つまり、ニューヨークのアップルサイダーは、「サイダー」といっても炭酸を含むわけではありません。ヨーロッパではアップルサイダーというと、アルコールを含む発酵したりんごジュースをさしますが、アメリカでは、発酵したりんごジュースを”ハード・サイダー”、圧搾した生のりんごジュースのことを”スウィート・サイダー”と呼んで区別し、アップルサイダーは一般的に後者のスウィート・サイダーをさすんですよ。
ちなみに、ハード・サイダーを更に発酵させたものは”アップルサイダー・ビネガー”、つまり「りんご酢」なんです。
アップルサイダー自体は、1年中スーパーマーケットなどで買うことができます。夏は冷たくそのままで、冬はホットで楽しむのがニューヨーク流。
ホットアップルサイダーには、お好みでお砂糖やスパイスを加えることもあります。スパイスは、シナモンやジンジャー、クローブ、ナツメグ、オレンジピールなどが一般的。これらのスパイスのおかげで、体がじわじわ芯から暖まるんですね。
また、ラム酒やワインなどを加えて、カクテルにして飲むことも。とっても手軽でおしゃれなので、ホームパーティーにもおすすめですよ♪
アップルサイダーは、日本ではなかなか手に入りにくいと思いますが、市販の100%果汁のりんごジュースを使っても、十分おいしく簡単にできちゃうんです。 自分流にアレンジして、ぜひ作ってみてください。
いかがですか?どちらもスパイスを入れて温めるだけなので、とっても簡単ですね。
ぜひ、アメリカの雰囲気を日本でも味わってみてください♪
(TEXT:坂本由香里)
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