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コラム

おうちで楽しくパーティー!「ハロウィン」の作りおきアイデア集

【料理研究家が教える作りおきのコツ】毎日のごはんはラクにおいしくしたいけど、忙しくてなかなか難しい……。そんな方におすすめするのが「作りおき」。でも、どこから始めたらいいの?という方に、作りおきのプロで料理研究家・鈴木美鈴さんが、これを知ってればできる! 「作りおきのコツ」をお届けします。普段の献立にも役立ちそうな調理法や手順などのアイデアも必見です。

おうちパーティーに役立つ作りおき

もうすぐハロウィン。最近は小さなお子さんのみならず、大人にとってもワクワクするイベントのひとつになっていて、おうちでパーティーを開く予定の人も多いかもしれませんね。

せっかくなのでごちそうを作りたいけれど、そんなとき悩んでしまうのがメニュー選び。そこで今回は、作りおきの達人・料理研究家の鈴木美鈴さんに、「ハロウィン向けにできる作りおきのアイデア」を伺いました。

ハロウィンを盛り上げる作りおき&工夫とは?

それでは具体的にどんなレシピやアイデアが役立つか? 主食、メイン、副菜、デザートにわけて、詳しくご紹介していきたいと思います。

主食

「ハロウィンといえば、かぼちゃ。そこで主食は、かぼちゃをレンジで加熱して、やわらかくした物を潰したものを挟んだサンドイッチや、食べやすい大きさに切ったかぼちゃを使ったピラフがオススメです。

サンドイッチを作る場合、かぼちゃのペーストをあらかじめ作りおきしておけば、当日はパンに挟むだけ。ピラフは最後まで仕上げて冷蔵庫で作りおきできますので、前日に作って冷蔵保存にしておくといいですね。」(鈴木さん)

メイン

鈴木さんがオススメするのがグリルチキン

「オーブンで焼くだけなので本当にラク! 焼いている間に他の作業ができるといったメリットもあります。

チキンは下味をつけて冷蔵庫で寝かせておくと、当日はオーブンで焼くだけ。メイン料理があっという間にできると安心感がありますね」(鈴木さん)

副菜

「さっぱりとしてパパっとできるものがいいですね。野菜のサラダがオススメですが、かぼちゃのサラダもハロウィン感が増します。

かぼちゃのサラダなら作りおきも可能。前日に最後まで仕上げて冷蔵保存しておくと、当日はかなり楽になりますよ。」(鈴木さん)

デザート

「オススメは、かぼちゃのペーストを練り込んだパウンドケーキや、かぼちゃのプリン。プリンやパウンドケーキは寝かせると作りたてよりもおいしくなるので、前日に作っておくといいですよ。

パウンドケーキは冷めたらラップでピタッと包んで冷蔵庫で寝かせると、しっとりとした口当たりに。プリンは型に入れてそのまま冷蔵庫で寝かせ、当日器に盛り付けてください。お子さんと一緒にデコレーションを楽しんでもいいですね」(鈴木さん)

1品でも作りおきしておくとスムーズ

イベントのときは、料理作りにも気合が入るもの。「いつもより料理の数も多くて支度が大変になり、慌ててしまうかもしれません。そんなとき1品でもどれか作りおきにしておくだけで、心にゆとりがうまれますよ。作りおきを活用して、楽しいハロウィンを過ごしてくださいね」(鈴木さん)

今回ご紹介した作りおきは、ハロウィンはもちろん、誕生日や記念日といった他のイベントでも役立ちそう。ぜひ覚えておいて、活用してください。

※ メイン写真は記事をイメージして選定させていただきました。
画像提供:Adobe Stock

「作りおき」保存のルール

保存状況により、保存期間は異なりますので、なるべく早く食べきりましょう。
- 冷蔵庫で保存…常温での保存は避ける
- 清潔な保存容器を使用する…水滴や汚れは腐敗の原因に
- 取り分け用の清潔なスプーンなどで取り出す…口に直接入れるスプーンや手でさわるのはNG
- 作った日付を記しておく
- 冷蔵の場合は、2〜3日を目安に早めに食べきる

鈴木美鈴さん

料理研究家。トータルフードコーディネーター。クックパッド公式アンバサダー。作りおき・お弁当を得意とし、素材の味を大切に心と身体にやさしい家庭料理を考案、発信している。ウェブ・雑誌・企業へのレシピ掲載をはじめ、数々の料理コンテストにて受賞歴あり。著書に『盛るだけ つめるだけ 毎日かんたん 作りおき おかず』(オーバーラップ)。クックパッドにも絶賛投稿中♪

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