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コラム

【いい夫婦の日】仕事でも家でもずっと一緒!料理家ユニット「ぐっち夫婦」がケンカをしないで過ごす秘訣とは?

夫婦料理家ユニットとして活動されている「ぐっち夫婦」ことTatsuyaさんとSHINOさん。SNS総フォロワー数は92万人を超えています。お二人のレシピはクックパッドでも大人気! 今回は、いつでもニコニコ笑顔が印象的なお二人に、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、夫婦の在り方についてお話を聞いてみました。

食の好みが合うところからのスタート

――いつもはレシピのご紹介をしていただいていますが、今回はお二人についていろいろとお話を聞かせてください。まず、お二人が出会ったときのお互いの印象を教えてください。

Tatsuyaさん:SHINOさんとは、僕が中途入社した会社で出会いました。みんなに優しくて、仕事もできる姿を見て惹かれていきました。食の趣味が合ったのもポイントでしたね。

SHINOさん:仕事帰り、一緒にごはんを食べに行ったときに、食や料理の話で意気投合して会話が盛り上がりました。食の好みが同じって大きいですよね。

――やはり、お二人は出会いから食が大きく関わっていたんですね。食という共通点以外に、相手の好きなところ、尊敬できるのはどんなところですか?

SHINOさん:行動力があるところです。Tatsuyaさんは思い立ったが吉日。どんなこともすぐに実行するんです。ぐっち夫婦として活動することになったのもそうですし、「YouTubeチャンネル」や「TikTok」など、これまで二人で色々なことをしてきましたが、どれもTatsuyaさんの行動力があったからこそできていることばかりだと思います。一緒に新しいことに挑戦するのが楽しいです。

Tatsuyaさん:SHINOさんは、出会った頃から今も変わらず優しいです。どんなときでも、友人や仕事仲間への気遣いを忘れないところを見ていると、本当に素敵だと思います。僕は自由でマイペースな人間なので、彼女がいてくれるおかげで、いろんなことを継続できていると思います。

――お二人が「ぐっち夫婦」として活動するきっかけはなんだったのですか?

SHINOさん:もともと、私がInstagramをやっていたんです。作ったお料理や食べた物を載せるのに毎回撮影をしていたら、Tatsuyaさんも一緒に撮影するようになったんです。

Tatsuyaさん:早く食べたいのに、毎回撮影をするので「まだ?」と思ってしまうことがあって。それなら一緒に撮ってみよう、と思ったら面白くなっちゃったんです。それで二人でInstagramをはじめました。

SHINOさん:それがきっかけで、夫婦で料理家になるなんて想像もしていなかったので、何がきっかけになるかわからないものですね(笑)。

無理に合わせようとしないことが仲良しの秘訣

――Instagram投稿をきっかけに、ぐっち夫婦としての活動がはじまったんですね。お二人はケンカをすることもありますか? また、どんな風に仲直りをしますか?

SHINOさん:ケンカはあまりしないですね。ごはんを食べ終わったらすぐに洗い物をしてほしいなぁとか、小さなお願いは多々ありますが(笑)。それも、それぞれのペースがあるので、意見を押し付けないようにしたいなとは思っています。

Tatsuyaさん:彼女が怒るのを見たことがありません! 僕がちょっとしたことで子どものように腹をたてることはありますが(笑)。そんなときの仲直りは、やっぱりおいしいごはんを食べます。

SHINOさん:そうですね。近所を散歩しながらパン屋さんやカフェでおいしいものを食べたり。ときには銭湯でのんびりすることも、リフレッシュになっている気がします。

――プライベートでもお仕事でもずっと一緒なのに、大きなケンカをしないというのはすごいですね。仲良く過ごす秘訣があれば教えて下さい。

SHINOさん:一緒に過ごす時間が長い分、それぞれの時間を大切にしています。家にいるときも、本を読んだり、ネットで映画を観たりとそれぞれが好きに過ごす時間も多いです。お互いに好きなことは共有し、無理に合わせようとしないというところが良いのかなと思っています。

Tatsuyaさん:一緒にごはんを食べながら、会話の時間を設けることかなと思います。あとは、定期的に旅行にでかけることも大切にしています。気分転換をすることで日々のストレスをお互いに溜め込まないようにしています。

――お二人の間で設けているルールみたいなものはあったりしますか?

SHINOさん:お互いの家族の誕生日や記念日は大切にしようね、ということはいつも話していますが、ルールというルールは特に設けていないです。

Tatsuyaさん:ユニットとして、自身自身として、それぞれの気持ちに素直でいることは心掛けています。ルールで縛るより、楽しく毎日を過ごすことで、さらにいいことが巡ってくる気がします。

ずっと二人で料理と付き合っていく

――普段からたくさんの料理をされていて、数えきれないレシピをお持ちだと思うのですが、お二人にとって思い出の料理や、相手が作る好きな料理があれば教えてください。

SHINOさん:初めてのデートでTatsuyaさんが作ってきてくれた「塩こうじそぼろ弁当」です。公園に手作りのお弁当を持ってきてくれて。韓国のりが巻いてある卵焼きや、デザートにぶどうまで入っていて驚きました!

Tatsuyaさん:僕はカルボナーラです。二人のInstagramで初めて投稿したのがカルボナーラだったんです。おいしそうにできたのが嬉しくて、引き戸の壁に剥がせる壁紙を貼って、それを机に見立てて撮影したのを覚えています。今思うと、すごくいい思い出です。

――Tatsuyaさんが初デートで作った「塩こうじそぼろ」の作り方が知りたいです。

Tatsuyaさん:塩こうじそぼろのレシピは、塩麹で漬け込んだ鶏ひき肉をサラダ油で炒めて、少しの醤油で味付けしたシンプルなものです。その時は、さらにペッパーをきかせていたかもしれません。

――たくさんお話をきかせていただきましたが、最後に、お二人にとって料理とはなんですか?

SHINOさん:日々を楽しくしてくれるものだと思っています。おいしくできたときは嬉しくなるし、作る度に新たな発見があっておもしろいです。毎日が実験のようなものですね。食べるときには会話や笑顔が生まれます。料理があることで、家族があたたかな時間を過ごせるのも幸せだと思います。

Tatsuyaさん:人生を楽しくするものだと思います。SHINOさんと一緒の答えになりますが、おいしいものを食べれば笑顔になりますし、一緒に料理を作ったり、食べたりすると会話が生まれます。おじいさん、おばあさんになるまで、ずっと二人で仲良く料理と付き合っていきたいです。

(TEXT:上原かほり)

ぐっち夫婦

夫婦料理家ユニット。「日々の暮らしを楽しく美味しく。ちょっとおしゃれに」そんなきっかけをお届けできたらと思い、夫婦で料理家をしている。「今日なにたべよう?」というテーマで、素直に今の自分たちに自然体で料理と向き合っている。

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