夏場は気温・湿度が高く、食べ物が傷みやすいのが心配ですね。手軽に食べられるお弁当のおにぎりも、この時期は注意が必要です。抗菌効果のある酢を入れるなどの工夫の他に、醤油などの塩分のある調味料で味つけした「焼きおにぎり」にするのもおすすめです。
食品を長持ちさせるポイントの1つに「塩分」があります。塩分が高いと、食品中の微生物が繁殖しにくくなるため、保存性が良くなります。味噌や焼き肉のたれをつけて焼くことで、塩気と香ばしい風味もプラスされ、美味しさだけではなく、傷みにくくなる効果もあります。さらに香りが食欲増進にもつながりますし、汗をかいて疲れた体への塩分補給にもなりますね。
他にも、食品の水分が少ない方が保存性は良くなります。「焼きおにぎり」は加熱することで水分も少し減るので◎。 またお弁当など、調理後すぐに食べない場合は、温かいままでは傷みやすいので、十分に冷ましてから容器へ詰めることも大切です。保管も保冷剤を使うようにして、なるべく低温で保存することも忘れずにしましょう。(TEXT:安達可奈子)