【Twitterでバズったごはん Vol.73】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。
Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第73回目に注目したのは「なすの唐揚げ」です。
まいったねぇさんがツイートした、カリッ&ジュワ〜が味わえる「なすの唐揚げ」が1.7万いいね(2022年8月25日現在)がつくほど話題になりました。好みで花椒塩やカレー塩をつけると、ビールにとっても合うのだとか。では、まいったねぇさんに詳しく伺ってみます!
1.なすを小さく切り、密閉式ポリ袋に入れる
2.すりおろしたにんにく&しょうが、醤油を加えて揉み込む
3.しばらく漬けたら水分を拭き取る
4.片栗粉をまぶして揚げればできあがり!
最近よく作る茄子の唐揚げ。食べやすい大きさに切った茄子を密閉袋にいれて、生姜とニンニクのすりおろし、醤油を加えて揉む。少し漬けたら汁気を切って、片栗粉をまぶして揚げます。衣はカリッ、茄子はジュワッと、お肉顔負けの旨みとボリューム。花椒塩とカレー塩を付けるとビールが進みます。 pic.twitter.com/U00I3gw7Gh
— まいったねぇ (@maittaneeee) August 16, 2022
−−まず、今回の「なすの唐揚げ」は、どのように思いついたのでしょうか?
まいったねぇさん:実は、友人たちと一緒に家庭菜園をやっているんです。今年は特別になすがよく実をつけて、たくさん採れたので、目新しい方法で料理してみようと思ったのがきっかけでした。同じ夏野菜のとうもろこしは料理屋さんで、かき揚げや唐揚げにしたものを頂く機会が多かったので、油と相性が良いと言われているなすなら、きっとおいしくできるだろうと思って作り始めました。
−−家庭菜園で採れた元気ななすが目に浮かぶようです。おいしく作るコツや注意点はありますか?
まいったねぇさん:なすに味が染みるまで意外と時間がかかるので、可能であれば1時間以上は調味料に漬けることと、片栗粉をまぶす前にしっかりと水分を拭き取ることです。
−−ツイートには「お肉顔負けの旨みとボリューム。花椒塩とカレー塩を付けるとビールが進みます」とも書かれていて、すでに気分が盛り上がってしまいました。実際に召し上がってみて、どのような味わいでしたか?
まいったねぇさん:なすに片栗粉をまぶして揚げることで、表面はカリッとして、中はジュワっととろとろに仕上がります。なすは油をよく吸いますが、生のなすを塩水につけてから料理すると、油の吸いを抑えられると言われています。このなすの唐揚げも、塩水の代わりに醤油をはじめとする塩分のある調味液に漬けてから揚げるせいか、思いのほか、油っこくなく、それゆえにいくらでも食べられてしまいそうなおいしさです。
−−さまざまな奇跡が重なって、おいしさが増しているレシピなのですね。ほかにも、オススメのアレンジ方法はありますか?
まいったねぇさん:なすと同じ夏野菜のズッキーニでもおいしく作ることができます。ズッキーニの場合は、なすよりもさらに花椒塩がよく合います。
−−では最後に、今回バズったことでどのような反響がありましたか?
まいったねぇさん:Twitterに写真付きで「作ってみたらおいしかった」とツイートしてくださる方々がいて、とっても嬉しかったです。
夏の蒸し暑さに立ち向かう元気が出そうな「なすの唐揚げ」。少し涼しくなった夜に、旬の野菜をおつまみにビールを楽しむなんて、最高のご褒美ですよね。ツイート先を参考にして、とっておきの逸品を作ってみて、シュワシュワッと弾けるひとときをすごしてみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
まいったねぇさん
現在は作業療法士。以前、パティシエを辞めて時間が余っていた頃、仕事から帰宅する彼女のためにおいしい家庭料理を作るようになる。心癒やされるレシピを多数ツイート中。