日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
2000年代から今日に至るまで依然としてブームの続く「讃岐うどん」。あのコシの強さと弾力、ノドゴシの良さが大好きな人も多いはず。2011年には香川県を「うどん県」と呼ぶ広報キャンペーンが反響を呼び、最近も全国で讃岐うどんチェーンの出店が相次ぎ、今では世界でも話題に。そんな「讃岐うどん」の最新事情に触れつつ、クックパッドイチオシの手打ち麺レシピをご紹介します。
讃岐うどんは、2013年もいろいろと話題になりました。まずは、気になったトピックをいくつかご紹介します。
香川県をホームタウンとする「カマタマーレ讃岐」が、2013年11月10日、J2・JFL入れ替え戦を制し、悲願のJ2昇格を達成。チーム名は「釜玉うどん」に由来し、まさに地域と讃岐うどん密着型のチームです。2014年、Jリーグでの活躍が更なる「讃岐うどんブーム」を呼んでくれるかもしれません。
うどん消費量全国1位の香川県では、廃棄されるうどんも多いのだそう。その廃棄うどんから燃料を作り出し、うどんを茹でる際に使ったり、電気や温水などの発電に使ったりする「うどん発電」が香川県高松市で本格的にスタート。これからの「讃岐うどん」は“環境にもやさしい”ご当地メニューとして注目されていきそうです。
2013年は、讃岐うどんチェーンが続々と海外進出・展開を広げました。「クールジャパン」や「和食」への注目もあり、アジアのみならずアメリカやロシア、イギリスにも出店し、大変人気です。欧米にはあまりない“値段の安さ”や“セルフスタイル”、”行列”が人気の要因だとか。讃岐うどんチェーンの大手「丸亀製麺」は2016年までに海外で400店舗の出店を目論んでいるそうです。「SUSHI」の次は、「SANUKI-UDON」でしょうか?
国内では“食べる”ことに留まらずに話題になり、海外では“美味しさ”だけでなく、“文化”としても注目されている模様ですね。2014年も讃岐うどんの更なる飛躍が期待できそうです!!
世界的にも人気の「讃岐うどん」。シンプルな料理ながらも、その食べ方・種類はさまざま。外国の方にも説明できるよう、主なメニューを覚えておきましょう。
釜から茹で上がった麺を茹で汁と一緒にそのまま丼へ。薬味を添えたつけ汁といただきます。
茹で上がった麺を丼に移し、生卵と醤油をかけていただきます。和製カルボナーラとも呼ばれる一品。
茹で上がった麺を冷水で締め、醤油を回しかけた一品。香川では、家庭で一番定番の食べ方だそう。
茹で上がった麺を冷水で締め、濃い味のダシをかけた一品。ネギやショウガ、大根おろしなどの薬味と一緒にかき混ぜていただきます。
想像するだけで美味しそうではありませんか?最近では、讃岐うどんにも袋麺や冷凍麺が出回っていますが、本場・香川ではお店でいただくのが基本。その中でも、独特のコシとツルッとしたノドゴシがより引き立つ手打ち麺が人気です。
材料は、小麦粉・水・塩のみ。基本手順は、「こねる・踏む・寝かす・延ばす・切る・茹でる」と簡単。これらを丁寧に力強く、愛情込めて行えば、誰にでも美味しい讃岐うどんが作れるはずです!!
讃岐うどんに合わせるダシは、瀬戸内海産のイリコを使ったダシが最高なのだそう。さらに、にんじん、里芋、大根、椎茸などをダシと煮込み、うどんにかける「しっぽくうどん」は古くから親しまれる冬定番の郷土料理です。
お店で食べるのが定番の讃岐うどん。時間はかかりますが、家でも意外と簡単に作れそうですね。是非、時間に余裕のある休日にご家族や旦那さん、彼氏を巻き込んで、「手打ち」「ダシ」「しっぽく」に挑戦してみては?きっと楽しいこと間違いなしですよ!!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
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