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コラム

今が旬!レンチン3分半「丸ごと新玉ねぎ」が驚きの甘さ

“クックパッド芸人”を自称し、自らのキッチンに1000品以上のレシピを掲載している「藤井21」さん。1人(ソロ)で作って1人で食べるという「ソロ飯」を日々楽しんでいるそう。藤井21さん自作のおすすめレシピと、悲喜こもごものエピソードをご紹介します。

野菜ドラフトをご存知だろうか。

読んで字の如く野菜ドラフトとは、プロ野球のドラフト会議よろしく自らのチームに獲得したい野菜を上位から順に指名していき理想の野菜チームを作るというものだ。

ここまで聞いて、「ああそれは知らなかった」「世の中そのようなものがあるんだな」と思ったり、「むむっそれはいつ何処で開催されているんだ?」と思った方々にお知らせしたいのは、この野菜ドラフトなる催し物はこの世に存在しない。いや正確に言うのならば私の頭の中でだけ存在している空想上の遊びだ。

そう空想の産物、まさに脳みその無駄遣い!無為に時間を過ごす行為!

ドラフトと聞いてドラフト会議を想像した野球ファン各位も、WBCは見ていたけどプロ野球はあんまりという方々も、野球はおろかスポーツ全般に食指が動かないあなたも皆々様方等しくご存知ないものなのだ。なぜなら私が勝手に言っているだけだから。

そもそも人間というのは誰しも無為な空想に思いを巡らす生き物ではないだろうか。無人島に一つだけ持って行けるとしたら何を持っていく?宝くじで1等が当たったら何買う?明日死ぬとしたら最後に何が食べたい?もしもピアノが弾けたなら?

生き馬の目を抜く昨今、少し立ち止まって自分にとって本当に大事な野菜というのを考えて欲しい。その行為こそが野菜ドラフトなのだ。

大事なのはバランス

さて野菜ドラフトの意義が読者諸君に十二分に理解いただいたところで、本ドラフトにおいて大事なポイントをお知らせしておきたい。それはただ単に「好きな野菜を選べば良いというわけではない」という点だ。

野菜ドラフトにおいて最も重要なのは、その野菜のポテンシャルを見るということなのだ。本家のドラフトよろしく可能性や将来性を見据えなければ、野菜ドラフトではお話にならない。

具体的に言うと、その野菜が料理のメインとなる存在か、それとも脇役として輝くタイプか、生・焼・煮・蒸・炒、調理へのバリエーションはあるか、手に入れやすいか否か等々、多角的に野菜を見なければドラフトとは言えない。

実際のドラフトでもチームカラーと合うかや、走・攻・守のバランス等多角的に選手を見るのと全く同じだ。もう一度言おう、全く同じだ。

新玉ねぎという逸材

さて野菜ドラフトの説明で前置きがだいぶ長くなったが、本来主張したいことは、この野菜ドラフトに置いて長年1位指名の座に君臨している野菜がいるということだ。その野菜が玉ねぎだ。その中でも取り分け「新玉ねぎ」という存在が、私の野菜ドラフトで1位指名の座を譲らないのだ。

あの滴る水々しさ、そして果物ですかと言わんばかりの甘さ。しかも生で食べるだけでなく料理においてもは焼いて良し、煮て良し、炒めて良し、蒸して良し。如何なる調理法でもそのポテンシャルを遺憾なく発揮する。

そして和食だけでなく洋食、中華、イタリアン、フレンチ、エスニックどのステージでも活躍できる。正に野菜界の至宝と行っても過言ではない存在感である。そして今後まだまだ伸びる可能性を秘めた存在なのだ。新玉ねぎは野菜というステージで至高の存在に辿り着いてしまっているのだ。

その姿、まさに「大谷さん」。新玉ねぎは野菜界の大谷さんです。貴方は大谷さんを指名しますか?答えは「Yes of course」。

というわけで今回は「大谷さん」の調理バリエーションの中でも、調理が至極簡単で且つ素材のポテンシャルを引き出しつつ主役級で活躍出来るレシピを和・洋・中それぞれ3品紹介して〆とします。ゆくゆくは皆様と野菜ドラフト会議が出来る日を願って...。

藤井21(ふじいにじゅういち)

料理と笑いで天下を目指す男性ピン芸人。
埼玉県東松山市出身。東松山のやきとりを愛し、東松山市親善大使「東松山市應援團」の一員。食品衛生責任者の資格を持ち、クックパッドには1000以上のレシピをアップしている。日本テレビ系列『ウチのガヤがすみません!』などに出演。

オフィシャルブログ「良い香りのある生活

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