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失敗の声も…?話題の「茹でないゆで卵」の裏ワザ、試して分かった成功のコツ

【話題のレシピ、試してみた】クックパッドニュースで人気を集めたレシピや裏ワザ。料理の楽しさを発信しているクックパッドアンバサダーのみなさんが、気になるレシピを実際に試してレポートします!

そのまま食べても料理の具でも大活躍の「ゆで卵」。場合によって1個だけ必要だったり、大量に作ったりと状況はさまざま。お湯の量が少なくて済み、時短になると嬉しいですよね。 そこでクックパッドニュースで話題になった裏ワザレシピ「お湯を沸かさない!!簡単ゆで卵」を試してみました。

裏ワザ必見!お湯を沸かす手間なし

まずは材料のご紹介。

【材料】 生卵…お好きなだけ 水…100~150cc 塩…小さじ1/2(省略可)

今回は、
・冷蔵庫から出したての卵
・卵サイズは1個65g×8個
・水150cc
・塩は省略せず
・18cm片手鍋
で作りました。

【作り方】 お鍋(フライパン可)に水と塩を入れる。

水はレシピ記載の多い方の量を入れましたが、それでも通常と比べると少ないです。 塩を入れると卵のたんぱく質が引き締まり、殻がむきやすくなる効果があります。

可能であれば鍋に入れる前に卵の丸い方にヒビを入れる(省略可)。鍋に卵を入れる。

殻に軽くヒビを入れるのも、殻をむきやすくするためです。

フタをして、火にかける(強火~中火)。 お湯が沸騰したら『沸騰し続ける程度に』少し火を弱める。

「最後までフタを開けない」という注記があるので、ハッキリと中の様子は見えませんが湯気で曇った隙間から沸騰していることを確認し、火を弱めました。

沸騰したら3分半~4分半程度沸騰させる。

今回は4分半加熱しました。

時間が経ったら火を消し、フタを開けずにそのまま放置。 レシピには、目安の放置時間が記載されています。

【放置時間…目安】
黄身トロトロ…2分
半熟…3分
しっとり半熟…4分
固ゆで…5分以上

放置時間が経ったらお湯を捨て、冷水にさらす。しっかり冷やしても、余熱で置いてもお好みでOK。

放置時間2分~20分で比較

気になる結果発表!

放置時間(15分までは鍋から取り出してすぐ冷水で冷やしました)

2~4分:白身ドロドロ、黄身は生
7~8分:白身に少しかたまりも見られ、黄身トロッ
9分:白身かたまり、黄身とろ~り
15分:白身しっかり、黄身ほとんどとろみなし
鍋20分~取り出し後粗熱がとれるまで放置:ようやく殻がむける程度に白身がかたまり、黄身しっとり半熟

あれ…ゆで卵になってない…?

冷蔵庫から出したての65gLサイズの卵を、フライパン+穴開きフタで作ったのですが、何が良くなかったのだろう…。つくれぽを確認すると、私と同じような結果になっている方も。ただ、成功している方の声もたくさん届いているので、少し条件を変えてやってみました。

鍋を変えてリベンジ!

今回は、同じく冷蔵庫から出したてのLサイズの卵を、ビタクラフトの18cm鍋でトライ。初回に比べ、フタに穴が空いていないので蒸気が逃げることなく、しっかり蒸してくれそう。

水は100ml、鍋の底から1cmくらいでしょうか。卵を入れて、期待を込めてフタを閉めます。

水分が少ないので、1分ほどで沸騰する音が聞こえてきました。いいぞ、いいぞ!ビタクラフトのフタだと中身は確認できないので、開けずに我慢。

黄身は固ゆでが好みなので、工程4の火加減をほとんど弱めずそのまま4分半加熱し、火を消してから5分放置。フタを開けてみると、水がなくならない程度に蒸発していました。

結果は…

見事成功!やはり穴なしのフタでしっかり蒸気を逃さず蒸すのがコツのようです。

水分が少ないので沸騰するまでの時間も大幅に短縮でき、火を使う時間もたった4分半と、時短&節約に。いいことづくしの裏ワザでした。

裏ワザを使って加熱時間を短く!

今回紹介したゆで卵の裏ワザは水の量と加熱時間が少なく、卵の量が少なくても多くても活用しやすい方法です。しっかり密封できるお鍋を使って、皆さんもぜひ試してみてくださいね。

執筆:kaana57(クックパッドアンバサダー2023)

料理家。お弁当に活用しやすく、素材の味をいかした栄養たっぷりおうちごはんを考案。レシピ開発/撮影/記事執筆などで活躍中。ヘルスフードカウンセラー1級、料理&ブレッドライセンス、フードスタイリストBTC資格など、所有資格多数。

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