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ふわふわとした卵の食感とパイのコンビネーションがたまらない「キッシュ」。ただ、何度トライしても卵の部分がうまく固まらないなんて意見もチラホラ。実はそれ、あるもののバランスが崩れているせいなんです。そのあるものとは?
1月22日のNHK「あさイチ」のテーマは「キッシュ」。卵の部分がうまく固まらないという視聴者のお悩みに、料理研究家の渡辺あきこさんがとっておきの技を伝授してくれました。
渡辺さんによれば、「キッシュ」がうまく固まらないのは、あるもののバランスが悪いからなんだそう。
それは何かと言えば、卵と生クリームの割合。
今回は覚えておくと便利なレシピをご紹介しますね。
材料の分量は、大きめの卵2つとカップ1の生クリーム
まず卵をよくかき混ぜ、生クリームを加えます。少量のコショウ、そして小さじ6分の1の塩を加えてさらにかき混ぜます。
実はこれだけでOK!簡単ですが、この分量の割合を間違えてしまうとうまく固まらなくなってしまうので要注意。
これだけでキッシュの成功率はかなり高まりますが、実は他にも秘訣が。
それは具の下準備をしっかりとしておくこと。特に水気は禁物。水気の多いものを入れると「キッシュ」が固まらない原因に。
たとえば「キッシュ」によく入っているほうれん草は、最初にサッとゆでて、水気をしっかり切っておく。かぼちゃ、じゃがいもなど火が通りにくい野菜も、柔らかく煮てから入れる。ベーコンやマッシュルームは油を使わずに焼いておく。ミニトマトはクッキングペーパーで、余分な水分を取り除いておくのはもちろん、たくさん入れ過ぎないことが大切。
具を準備したら、あとは解凍しておいたパイシートをタルト皿へ。先ほど作った卵&生クリームの混ぜ合わせたものと下準備した具を入れ、さらにピザ用チーズを加えて、180~200℃に温めておいたオーブンで30分ほどじっくり焼きます。
このときも渡辺さんからプチポイントを聞けました。
まず冷凍のパイシートは厚すぎるので、打ち粉をつけた麵棒でできるだけ薄くすること。薄くしたほうが味なじみがよく、サクッとよく焼けるそう。
また、焼くと生地が縮むので、タルト皿にパイ生地を入れるときは、キチキチと貼り付けるようにせず、たるませ気味に入れるのも重要。
ゲストの作家・室井佑月さんが「キッシュって家で作ろうと思ったことがなかったけれど、簡単に作れるんですね」と言ってように、ポイントさえ押さえれば、作り方は簡単です。尾木ママも「初めて食べたけれど美味しい」と大絶賛!
作る派の人はもちろん、いつも「キッシュ」は買ってくる派の人も、気軽にチャレンジしてはいかが?
クックパッドには生クリーム不要!オーブンさえ使わない究極の「キッシュ」レシピもありましたよ。
「キッシュ」のコツ、わかっていただけましたか?ちょっとしたおもてなしやごちそう感を出したいとき、あると嬉しい「キッシュ」。ぜひ作ってみてくださいね。 (TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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