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真冬の風物詩「干しイモ」は便秘やむくみに効く!?

全国の干しイモの9割を生産するのは茨城県ひたちなか市と知っていますか? 干しイモは旨みや甘さがギュッと詰まっており、ついつい食べ過ぎてしまうなんて人もいるかも。今回はそんな干しイモについて、栄養や作り方などをご紹介します。

干しイモってどうして冬の味覚なの!?

干しイモとは、もちろんサツマイモを天日に干したものです。しかし、気温が高すぎると干したイモにカビが生えしまい、寒いとイモが白くなったり、腐ってしまったりとなかなかセンシティブなものなのだそう。おひさまの光や風に乾燥を任せるため、その年によって出来も変わってくるんですね。

そんなサツマイモは秋に収穫され、冬までの貯蔵中に糖化酵素(ジアスターゼ)によってデンプンが糖化され、ブドウ糖や果糖・ショ糖に代わるため、甘さが蓄えられます。また、冬の乾燥した気候が生産に適しいるということもあり、冬に干しイモ作りが行われています。

干しイモにはこんな栄養が!

さて、干しイモにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。「ほしいも百科事典」によると、このようになっています。

干しイモ100グラムに含まれる栄養素

カロリー 303kcal
カリウム 980mg
カルシウム 53mg
鉄 2.1mg
食物繊維 5.9g
ビタミンB 0.08mg
ビタミンC 9mg
ビタミンE 1.3mg
ビタミンB1 0.19mg

こうしてみると、干し芋には豊富なビタミンやミネラルが含まれていますが、カリウムや食物繊維の含有量はなかなかのもの。食物繊維の望ましい摂取量は、成人男性で19g/日以上、成人女性で17g/日以上と言われていますので、干しイモ100グラムを食べると1日の必要摂取量の1/4から1/3ほどを摂ることができるんですね。

また、カリウムには腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑えるという働きがあります。ナトリウムが尿の中に排出される量を増やし、血圧を下げることにつながるといわれます。また、腸内の筋肉の収縮を促進することで、便秘が改善されたり、むくみを取る働きもあるのだそうです。

クックパッドでも干しイモのレシピがありました。是非、手作り干しイモに挑戦してみませんか♪

ねっとり黄金色☆

室内干しでも♪

オーブンでも。

お砂糖や添加物や保存料を使わず、乾燥も自然に任せて作られている自然食品の干しイモ。小腹が減ったら、少し食べる。この時期の贅沢ですね。(林美由紀/ライツ)

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