ビールが美味しいこの季節、自宅でもクリーミーな泡でビールを楽しめたらいいですよね。 ビールの泡は、喉越しの良さだけではなく、ビールの酸化を防ぎ美味しさを保つ働きがあります。 実はちょっとした手間をかけるだけで、お家でもなめらかなクリーミー泡を再現できるのです。 今回は、お家でビールを美味しく飲む、三つのポイントをお伝えしていきますよ!
キレイなグラスを使うと、ビールと泡の境界線がきれいに現れます。 一方、グラスに汚れやキズがあると、ビールの泡は油分に弱いためほとんど泡が立たず、立ってもすぐ消えてしまうのです。 フキンで拭くのも繊維が付くのでNG。 グラスは洗浄後逆さまにして自然乾燥し、キレイな状態に保ちましょう。
ビールとグラスの温度が、きめ細かな泡を保つのにポイントとなります。 ビールは冷蔵庫に保管しましょう。 日光があたらず、できるだけ温度の低い場所に保存することが、ビールのおいしさを保つ秘訣です。 そして、ビールは冷えたグラスに注ぎましょう。 グラスが温かいと、泡立ちが悪くなってしまいます。
ビールのきれいな泡をつくるコツは、この三つです。
1.グラスの半分まで一気にビールを注ぎ泡をつくる
2.残りのビールは、グラスを斜めにして側面を伝ってゆっくり注ぎ入れる
3.ビールと泡の比が、7:3となるようにする
これらを頭に入れておけば、いつか上手く注げるようになりますよ♪
ビールの泡立ちが悪いのは、グラス、温度、注ぎ方に原因があったのですね。 ちょっとした手間を加えるだけで、美味しいビールをお家でも飲めるのですね。 ぜひ、今晩から試してみて下さい!
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。