ミラノ風カツレツとは、その名の通りミラノのあるイタリアの北部代表的な肉料理。たたいてのばした仔牛肉に、パルメザンチーズの香りを活かした衣をつけて揚げ焼きにする日本のカツレツの原型のひとつといわれる料理です。実はあの食材をよりおいしく、よりヘルシーに食べるのにぴったりのメニューなんです!
ミラノ風カツレツとは、イタリア料理のコトレッタ・アラ・ミラネーゼ(Cotoletta alla milanese)といわれるイタリアの北部代表的な肉料理。たたいて薄くのばした仔牛肉に、小麦粉・卵、パルメザンチーズ、細かいパン粉をまぶしてから揚げ焼きにする、とんかつの原型といわれる料理です。衣に加えたパルメザンチーズと揚げ焼きする際に加えたバターの香りと、さっくりした食感が魅力の人気料理です。
クックパッドで「ミラノ風カツレツ」を検索すると、126品(2014.04.01現在)のレシピが見つかります。結果を見ていると、あることに気がつきます。使われている肉の種類や部位がさまざまです。確かに、日本では手に入りにくい仔牛肉をつかうのは難しいですもんね。
クックパッドで「ミラノ風カツレツ」と組み合わせて検索される最も多いキーワードは「鶏むね肉」です。投稿されているレシピも鶏肉が多く、むね肉、もも肉以外にもささみを使ったレシピも少なくありません。手頃な価格でヘルシーな鶏肉は積極的に使いたい食材ですが、パサついて固い、さっぱりしすぎて物足りないなど悩みも多い食材。鶏肉をおいしく食べるのに最適のメニューが「ミラノ風カツレツ」なんです。今回はそのポイントをご紹介します。
鶏むね肉でも、しっかりたたくことにより、独特の固さが取れ、肉が柔らかくなります。また、大きくなるので、見た目も豪華になります。
淡白な鶏肉もパルメザンチーズの風味やバターのコクや香りが加わることで、しっかり味のごはんがすすむメインおかずになります。
もともと少量の油やバターで揚げ焼きにする料理ですが、オーブンをつかうことで揚げないレシピもあります。サクサク食感はそのままに、さらに低カロリーに。
いかがですか?節約食材としても注目を浴びている鶏肉をつかっていても、いつもよりちょっぴり豪華なディナーが楽しめそうですね。