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コラム

揚げたてはカリカリふわふわ〜♪がんもどきって意外と簡単にできるんです!【豆腐百珍シリーズvol.25】

煮物やおでんの具材にする「がんもどき」。豆腐コーナーで売られていることからもわかるように、がんもどきは豆腐から作られます。このがんもどき、手作りすると意外と簡単でとてもおいしいんですよ。今回の豆腐百珍シリーズでは、がんもどきと豆腐の加工品についてご紹介していきます。

がんもどきってどんなもの??

煮物やおでんの具でおなじみのがんもどき。何から作られているかご存知でしょうか?お豆腐屋さんや、スーパーの豆腐コーナーに売られていることからもわかるように、がんもどきは豆腐加工品です。木綿豆腐を崩して、細かく切った人参やひじきなどの具材と混ぜ合わせ、油で揚げて作られます。

起源は江戸時代、名前は鳥の雁(がん)から

がんもどきは元々、精進料理(もどき料理)で肉の代用品として作られたものでした。諸説あるようですが、「雁擬き」と書くように、雁の肉に味を似せて作られたのだとか。江戸時代の終わりには今のように豆腐を使ってがんもどきが作られるようになりましたが、それ以前はこんにゃくを油で炒めた料理ががんもどきとよばれていたのだそう。

実は関西と関東で呼び名が違う!?

関東では「がんもどき」と呼ばれることが多いですが、関西では、「飛竜頭(ひろうす、ひりゅうず、ひりょうす)」と呼ばれることが多いのだそう。こちらの「ひろうす」という名前は、ポルトガルから伝来したお菓子「フィリオース」に由来するそう。もともと別の食べ物だったがんもどきひろうすがいつの間にか、同じものをさすようになったそうです。クックパッドでは、「がんもどき」で検索しても、「ひろうす」で検索しても同じ検索結果が出るようになっているので、普段使っている名称で検索してみてくださいね!

がんもどきは意外と簡単に作れるんです!!

作り方は見た目よりもずっと簡単。
①水切りした木綿豆腐を崩す
②野菜などを細かく切って豆腐とつなぎを加えて混ぜる
③丸めて油で揚げる
これだけで完成するんです♪

手作りしたがんもどきは、
・好きな具材を入れてオリジナルがんもどきが作れる
・揚げたては外がカリカリ、中はふわふわな食感を楽しめる
のが特徴です。
具材にする野菜は、ひじきやキクラゲ、人参などの根菜類、枝豆などの豆類がオススメです。色の違う具材を入れると、割ったときの彩りを楽しめるだけでなく栄養バランスもアップしますよ。
クックパッドには「手作り×がんもどき」レシピが148品(2014.5.22時点)も投稿されています。ツナやコーン、ベーコンなどちょっと変わった具材の入った手作りがんもどきレシピもあるので、参考してみてくださいね。

現代版豆腐百珍 Powered by COOKPAD のがんもどきレシピはこちら

No.75 がんもどき

丁寧に手順が書かれているので手作りがんもどきが初めての方でも大丈夫。調味料やつなぎは家にあるもので作れるので、冷蔵庫にある野菜を使えば余り物でも素敵な一品が完成しそう。アレンジ例で紹介されている出汁に浸す食べ方がとてもおいしそうです。

その他の豆腐加工品レシピはこちら

No.76 厚揚げ豆腐

厚揚げは水切りした木綿豆腐を油で揚げたものです。手作りするときのポイントは、しっかり水切りをすること。そうすることで、周りはカリッと中はとろとろ食感になり、濃厚な大豆の味を楽しむことができますよ。揚げたてをシンプルに薬味としょう油で食べれば間違いなしのおいしさです。

No.77 油揚げ

店頭で売られているのは、油揚げ用の木綿豆腐を脱水した生地から作られたもの。柔らかい薄揚げのようなものは自宅では再現しにくいですが、薄く切った木綿豆腐を揚げ焼きすれば油揚げ風に!油揚げが売られていない海外の方からのつくれぽ(=つくったよレポート)がたくさん届いています。

お豆腐屋さんやスーパーの豆腐コーナーに並んでいる豆腐以外の豆腐加工品っていろいろあるんですね。自分で作ってみるとまた違うおいしさが発見できるかもしれません!ぜひ、手づくり体験してみてくださいね♪

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