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コラム

豆腐が温泉で大変身!!10月2日は豆腐の日

日頃はお味噌汁や煮物、暑~い時期には冷やっこ、そしてこれからの季節にはお鍋の具として欠かせない、われらの「豆腐」。今回は、絶対一度はチャレンジしてほしい、ホットな食べ方をご紹介します!

今日10月2日は 「とう(10)ふ(2)」の語呂合わせから、日本豆腐協会が制定した『豆腐の日』です。そのままはもちろん、煮たり焼いたりと、みなさん日々活用している食材だと思いますが、知る人ぞ知る“湯豆腐スタイル”をご紹介しましょう。

温泉水で豆腐はとける!

「温泉豆腐」という名前を聞いたことあるでしょうか?これは名前から想像される通り、“温泉水で湯豆腐を作る”というもの。佐賀県にある嬉野温泉の名物ともなっていて、少し前、情報番組「ヒルナンデス」(日本テレビ系)では、パティシエの鎧塚俊彦シェフのお気に入りグルメとしても紹介されていました。
その特徴はというと、とにかく豆腐が驚くほど“とろっとろ”になってしまうこと。一般的に水道水で作る湯豆腐は、どんなに煮込んでもお湯に豆腐がとけてしまうことはありませんが、弱アルカリ性の温泉水で煮ると、豆腐のたんぱく質が溶け出して、クリーミーな状態になるそうです。
弱アルカリ性温泉には、肌の角質を落としてなめらかな美肌するという効能があるので、元々なめらかな豆腐の“お肌”が、その効果でとろけちゃった!という感じかも知れません。

「水道水+重層」で作ってみよう!

ではおうちで「温泉豆腐」を作るためにどうしたらいいかというと、水道水に重曹を混ぜて煮込めばOK!重曹=炭酸水素ナトリウムなので、それを加えると水道水を弱アルカリ性に変えることができるんです。驚くほどカンタンに、いままでとひと味違う湯豆腐が味わえるので、ぜひ試してみてください。
ちなみに温泉水に油揚げをいれると、これまたビックリの食感に変身!こちらも一緒に召し上がれ。

豆腐はとろっとろ、油揚げは超ふっくらになるそうです♪

重曹には純度の違いによって、「薬用」「食用」「工業用」などの種類があります。温泉豆腐を作るときに使えるのはもちろん「食用」だけですので、くれぐれもお間違いないように。(TEXT:大河原裕美)

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