日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
いよいよ6月、ムシムシと暑くなってくる季節がやってきました。そんな季節になると食べたくなるのは、辛さの効いたエスニック料理、という方は多いはず。
6月5日(水)放送の「Live News It! 」(フジテレビ系)では、タイの調味料だという「ナムプリックパオ」を使ったレシピが紹介されました。一体どんな調味料なのでしょうか?
「ナムプリックパオ」は、炒め物などの調味料として、また、そのままディップとして、ご飯のおかずとして、多用な用途でタイ本国で愛されています。
材料に干しエビと、カピと呼ばれるオキアミを塩漬けして発酵させたシュリンプペーストをベースに、タマリンドという果実、ヤシの花の蜜を煮詰めた砂糖であるパームシュガー、タイの乾燥唐辛子が2種類とナムプラーが入り、さらにニンニクと赤わけぎも加えられているので、旨味たっぷりで濃厚な風味を味わうことができるんです。
今回は本場のタイ料理を学び、料理教室も主宰している行吉美恵さんに、ナムプリックパオを使ったエビ炒飯の作り方を教えてもらいました!
・むき海老…200g
・ナムプリックパオ…大さじ1と1/2
・ナムプラー(無ければ薄口しょうゆ小さじ2代用可能)… 大さじ1
・グラニュー糖…小さじ1/2
・レモン汁…大さじ1
・サラダ油…小さじ2
・レモン(飾り用)…適宜
・炊いた温かいご飯(あればタイ米がおすすめです)… 300g
・ナムプリックパオ…大さじ1と1/2
・パクチー…1/2 束(10g) 、プラス飾り用適宜
・ナムプラー(無ければ薄口しょうゆ小さじ2で代用可能)…大さじ1
・グラニュー糖…小さじ1
・レモン汁…小さじ2
・サラダ油…大さじ1
1.<ご飯>ナムプリックパオと炊いた温かいご飯を混ぜ合わせます。手袋をした手で優しく混ぜ合わせましょう。
2.<ソース>フライパンに油を入れ、海老を炒めます。色が変わってきたら、ナムプリックパオ、ナムプラー(又は薄口しょうゆ)、グラニュー糖、レモン汁で味をつけます。全体が馴染んだら火を止めます。
3.<ご飯>2とは別のフライパンに、油をいれ、火にかけます。1でナムプリックパオと混ぜ合わせておいたご飯を加え、炒め合わせます。
4.ナムプラー(又は薄口しょうゆ)、グラニュー糖、レモン汁を加え、パクチーも炒め合わせ火を止めます。
5.ご飯を型で抜いて器に盛りつけ、上から海老のソースをかけ、飾り用のパクチー、レモンをあしらいサーブします。
「トムヤム味のスープやラーメンはよくありますが、ナムプリックパオを使うとトムヤム味の炒飯を作ることができます! 今回のレシピでは、比較的どのご家庭でも揃えやすいアイテムを使っています。辛味と酸味と甘味が調和して、大人から子どもまで大好きな味に仕上げました」(行吉さん)
できあがったエビ炒飯。一体どんなお味なのでしょうか?
実際に食べたスタッフは「エビの味が濃厚、後から辛味がくる!」と絶賛。クセになる味で、すっかりナムプリックパオ炒飯にやみつきになってしまったようです。
炒飯以外にも、食パンにナムプリックパオを塗ってマヨネーズとチーズをあわせて焼いたピザトーストもおすすめ。こちらもエビの旨味がたっぷりの、濃厚でジューシーなピザトーストです。
お米にパンにと、アレンジしやすいナムプリックパオ。クックパッドにも40品以上もレシピが投稿されていました。この夏はぜひ「ナムプリックパオ」の旨辛レシピにトライしてみてはいかがでしょうか。
タイ国大使館 認定、タイフード・コンシェルジュ。
タイの由緒あるスアンドゥシット大学・日本校にて90時間基本コース修了、100時間中級コース修了。 自由ヶ丘のタイレストラン「クルア・ナムプリック」レシピ開発。
東京・文京区にて、創業70余年の日本料理店を営む生家の影響から、食への探求心が尽きず、10代の頃から、辻学園や東京會舘、ル・コルドンブルー、また、プロの料理人に師事し、様々な料理を学ぶ。 各地方のタイ人講師に師事し学んだタイ料理を軸に、フレンチや和食、中華まで幅広く、「本当に美味しく再現できるレシピ」「毎日の料理が楽しく自信が持てるようになるレシピ」を発信。
【料理のイベント検索・予約サービス「クックパッド・ドゥ!】
「タイ料理教室 Mie Labo」オーナーページ
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