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あなたの家は関東風?関西風?すき焼きの作り方に違いがあった!!

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

クックパッドで年末にかけてググッと検索数が増えるレシピの1つが“すき焼き”。検索結果の人気上位には“割り下”のレシピが入ってきますが、この割り下、関西地方では使わないって知ってました? 関西の方にとっては「割り下って何?」という感じでしょうか。じつは関東と関西では作り方が違うんです! 今回はそんなすき焼きの作り方に迫ります。

作り方は大きくわけて2通り!

すき焼きの作り方は、大きくわけて関東方式と関西方式の2種類があるよう。
先に割り下を用意しておくのが関東。一方関西は、肉を焼いたら直接砂糖としょう油を投入! ふだん関東方式で作っている私にとってはいささかビックリな行程ですが、この流れが一般的なんですね。これは双方の作り方を知りたいっ!

というわけで今回は、料理教室を主催するベターホームから発売されている「ベターホームの先生たちの おもひで食堂(おつまみ、鍋、軽食、おやつ編)」に掲載されている作り方をご紹介します。

では、詳しいレシピを見ていきましょう。

まずは、

関東方式

<作り方>
1. すき焼き鍋を熱して、牛脂を全面に溶かす。

2. 牛肉を広げながら入れる。

3. ねぎを入れて焼く。

4. 割り下をひたひたにそそぐ。

5. 順次、ほかの野菜を加え、煮えたところから、とき卵につけて食べる。

★基本の割り下の分量(4人分)
 •みりん 100ml
 •しょう油 100ml
 •だし 150ml
 •砂糖 大さじ3〜4
 ※味見して、砂糖は好みで調整

続いて、

関西方式

<作り方>
※手順2までは関東と同じ

3. 肉を裏返し、火が八分くらい通ったら、砂糖を肉の表面がかくれるくらい入れる。

4. ひと呼吸おいたら、しょう油をかける。さらに酒を加えてもよい。

5. まず、白菜など水気の出やすい野菜を加え、順次、ほかの野菜も加え、煮えたところから、とき卵につけて食べる。

★調理の注意点
•水気がでる白菜は必ず入れる。野菜から出る水と砂糖としょう油が基本の味付け。

•九条ねぎなど青ねぎはあとから入れるが、白いねぎを入れたいときは、肉と一緒に香ばしく焼いてから、砂糖、しょう油を入れる。

•野菜を入れたあとも、砂糖としょう油を入れて味つけするが、煮つまってしまったら、酒を入れる。

ということでした。 割り下を用意して初めに味を決めてしまう関東に対し、関西はその時の野菜の種類や量に応じて味を調整するのですね。なので、関西の味付けはいわば、鍋奉行しだいなんだとか!各家庭で味に個性が出そうです。

せっかくなので、これまで関東方式でつくっている家庭は関西方式で、関西方式の家庭は関東方式で!今夜は作り方を話題にしながら、家族ですき焼きをつつくのはいかが?

取材協力 : (財)ベターホーム協会
「心豊かな質の高い暮らし」を目指し、暮らしの調査、研究、出版など、女性たちの手による、生活に密着した活動を続けている。その中心となるのがベターホームのお料理教室

書籍「ベターホームの先生たちの おもひで食堂 (おつまみ・鍋・軽食・おやつ編) 」では、ベターホームの料理教室の先生たちの家庭に伝わるおそうざい、その中から、おつまみに最適な料理、年中おいしい鍋もの、お好み焼きなどの軽食、ふるさとのおやつなどなど。おいしくて、ちょっと懐かしいレシピ161品を紹介中。 ●詳細&購入はこちらから>

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クックパッドニュース編集部

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