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コラム

気軽におうちアウトドア!「固いお好み焼き」を庭やベランダで楽しもう【ヒロシの外ごはん Vol.1】

1人でキャンプを楽しむ“ソロキャンプ”の様子をYouTubeに投稿し、再び話題を集めている芸人のヒロシさん。野外で楽しむプロのヒロシさんに、気軽に実践できる料理のアイデアや、簡単なレシピをお聞きしました。最後には、ヒロシさんのお話を参考に編集部スタッフが外ごはんをやってみた様子もお届けします。

お好み焼き作って、「外ごはん」やってみた

編集部スタッフがヒロシさんからお聞きしたことを参考に、外ごはんを楽しんでみます!

ヒロシさんの話す固いお好み焼きを再現したくてうずうずしていたのですが、まずは我が家の庭をきれいにするところから始めなくてはなりません。

狭い庭ですが、それでも管理しておらず完全に放置状態。下に生い茂るのはおそらくすべて雑草です。ベンチのような謎の木片が朽ちていて、ここだけ十年くらい時が止まっているような錯覚を受けますね。

木片を撤去して、屋外用のウッドテーブルとチェアを置きました。合わせて3000円程度と、とてもリーズナブル。簡単に折りたためて片付けられるものを選びました。出しっぱなしだと雨や風が気になる、という方にもおすすめです。

地面の雑草は抜こうか迷ったのですが、ヒロシさんの「雑草がボーボーのほうが、よりアウトドア感が出るかも」という言葉を思い出し……あえて、そのままにすることにしました。

庭のセッティングが完了したので、いよいよお好み焼きを作ります!

材料(2枚分)

キャベツ…半玉
豚バラ肉…6枚
お好み焼き粉…100g
チーズ…適量
卵…1個
水…50ml

お好み焼きソース…適量
輪切り唐辛子…適量
マヨネーズ…適量

作り方

1.キャベツをざく切りにし、豚バラを一口大に切る。

2.ボウルに、お好み焼き粉、チーズ、卵、水を入れ、混ぜる。

ふんわり仕上げるにはあまり混ぜすぎず、空気を含ませながらさっくり混ぜ合わせるのですが、今回は固めにしたいのでしっかりと混ぜます。

3.熱したフライパンに油(分量外)引き、生地を入れて焼く。

使用したお好み焼き粉の説明書きには、ふんわり仕上げるコツとして「ヘラを押し付けないで、そのまま焼きましょう」と書いてあったのですが、これを無視してヘラでギュッと押しつけていきます

4.にお好み焼きソースを塗り、輪切り唐辛子とマヨネーズをかけて完成。

外のテーブルに出来上がったお好み焼きを置くと、陽の光のおかげか室内で見るよりもさらにおいしそうに見えます。

さっそくいただきます!

……辛い! 甘いお好み焼きソースの中に、ビリビリと舌にくる輪切り唐辛子を感じます。甘辛いお好み焼きソース、新鮮でおいしい! 輪切り唐辛子をかなり多めに入れたのですが、これは新定番になりそう。大人の方に試してほしい味です。

そして肝心の生地。ギュッと詰まっていて、噛みごたえがある! 「粉もん」を食べているんだ、という実感が湧いてきます。ふわふわなお好み焼きは腹持ちが、とヒロシさんはおっしゃっていましたが、たしかにこの生地はしっかり食べごたえを感じますね。

これまでお好み焼きはふわふわ食感を目指すもの、と無意識のうちに思っていましたが、その常識を覆されました。固いお好み焼きもおいしいです

明るい外でごはんを食べているうちに、なんだか気持ちも晴れやかになってきました。在宅勤務が続き、最近は一歩も外に出ない日がよくあったので、外ごはんは気分転換にぴったりですね。陽の光を浴びながらおいしいごはんを食べて、体も心も元気になったように感じます。

風が強い日で、追加で青のりやかつおぶしをかけようとしたら、手から離した瞬間に全部吹き飛んでいってしまう……という屋外ならではのアクシデントもありましたが、初めての外ごはんは大成功でした。

みなさんもぜひ、庭やベランダで外ごはんを楽しんでくださいね!

(TEXT:植木優帆)

ヒロシ


1972年1月23日生まれ。熊本県出身。ヒロシ・コーポレーション所属。
【TV】
BS朝日『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』レギュラー
熊本朝日放送『ヒロシのひとりキャンプのススメ』レギュラー
【書籍】
初のキャンプ本『ヒロシのソロキャンプ』を7月に発売予定!

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