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デトックスにおすすめの「ターメリック」は、花粉症予防も期待できる!

クックパッドニュース編集部

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【今日からはじめるスパイス&ハーブ入門vol.2】最近、近所のスーパーでも手に入りやすくなってきたスパイスやハーブ。でもいまいち使い方がわからない……。そこで、ハーバルセラピストが初心者向けにスパイス&ハーブの使い方をご紹介! 普段の料理を手軽にワンランクアップしてみませんか? 第2回目は、黄色が鮮やかな「ターメリック」をご紹介します。

「ウコン」の名称でも有名な強肝ハーブ「ターメリック」

お酒を飲み過ぎたときには…で有名な「ウコン」。実はカレーのスパイスでも見覚えのある「ターメリック」のことなんです。

ターメリックはショウガ科の植物で、ハーブとして使われる部位は「根」の部分です。東南アジアではカレー料理には欠かせないスパイスのひとつとして重宝され、お店ではパウダータイプのものが売られていることが多いですよね。

ターメリックの特徴はなんといっても鮮やかな黄色。この色素成分は「クルクミン」と言われ、肝臓や胆のうの機能を促してくれることから、飲み過ぎには「ウコン(ターメリック)」と言われています。また、消化不要や、炎症を沈めるなど、さまざまな有効な作用を持っていると言われています。

花粉症対策にも力を発揮

ターメリックの有効成分・クルクミンは、免疫バランスを調節する作用が期待できるとされています。免疫を調節と言うことは、アレルギーに効果があると言えます。この時期気になる花粉症にも効果がありそうですね。

この時期の身体は、冬にため込んた毒素を排出する季節と言われています。このときに肝臓機能をサポートするターメリックをとることで、さらにデトックスをスムーズにしてくれそうです。

ターメリックは色付けと味に深みを出してくれる

ターメリックはカレー粉やガラムマサラに入っていますが、単体でもおいしく使うことができます。混ぜるだけで食材が色鮮やかになり、爽やかな香りが加わるので、手軽に使うことができますよ。

ご飯と一緒に炊き込んでみましょう

炊き上がったご飯に混ぜてもOK

ホットミルクに合わせると体が温まる

お弁当の彩りにも

油と相性が良いターメリック

ターメリックの有用成分・クルクミンは油溶性なので、調理するときは油と一緒に使うことで、吸収率が高まるとともに、食材への色馴染みがよくなります。炒めるときにパパッとふりかけたり、揚げ物の衣に混ぜてみたりして使ってみてくださいね。

衣類につくと黄色いシミになってしまうので注意が必要ですが、クルクミンは紫外線によって分解されるので、洗濯した後は、日光に当てておくと良いと言われています。

ほかにも、黄色の発色を活かして手作り石鹸の色付けや、草木染めにも利用されています。筆者は、上で紹介したレシピ以外に、マヨネーズに混ぜてディップソースにしたり、大根やカリフラワーなど色の薄い野菜をマリネするときに混ぜて色鮮やかさを楽しんだりしています。

デトックスの春は、ターメリックを普段のお料理にちょい足ししてみてはいかがでしょうか。

画像提供:ピクスタ

はまずみゆきこ

ハーバルセラピスト。北海道生まれ。都会に憧れ上京しつつも北の大地への望郷の念を捨てられず、現在札幌在住。東京でハーブの師匠に出会い、ハーバルセラピストの資格を取得。生活や料理にささやかに活用しながら日々過ごしております。

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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