【注目のYouTube料理チャンネル Vol.10】YouTubeの人気ジャンルの一つでもある「料理」。数多あるチャンネルの中で、何を観たら良いかわからないという方も多いはず。本連載では編集部がいま注目しているチャンネルをご紹介します。
連載第10回目は「登録者数10.6万人(2021年4月3日現在)の「Okaeri Recipe Channel」に注目しました。いそがしい人でも“家族が喜ぶ料理をラクに作れるレシピ”を紹介しているチャンネルです。チャンネルを運営されているオカエリさんには、「食事を楽しみにしてくれる家族が世界中に増えて欲しい」といった想いがあるのだそう。ではさっそくお話を伺ってみましょう!
−−まずはじめに、YouTubeを始めたきっかけを教えてください
オカエリさん:妊娠をきっかけに仕事を辞め、子育てをしていく中で社会との繋がりがなくなっていました。「なんでもいいから人の役に立つことをしたい」と思い、Okaeri Recipe Channelを作りました。子育てと両立しつつ、長く続けていきたいものとして、"料理"というジャンルを選択しました。
−−では、チャンネルのコンセプトを教えてください
オカエリさん:コンセプトは「『おかえり』と家族を温かくむかえられる食卓」です。基本的には、家族が「おいし~!」と言って喜ぶ顔が見たくて料理をしています。「今日のご飯なにかな?」とわくわくしながら家に帰って来てほしいんです。同じことが他の家庭でも起きていればいいなと想像しながら投稿しています。
−−チャンネルのネーミングにも想いが込められているんですね。では、動画を発信する上で、特にこだわっているポイントはありますか?
オカエリさん:最近は「なるべくリアル」をお届けするように心がけています。たとえば、撮影中に停電したこともありますが、そのまま公開しています。以前でしたら失敗やハプニングはカットしていましたが、今はあえての公開です。私はただの主婦だと思っているので、失敗や奮闘して汗をかいている姿を観て、料理初心者のような方にも安心してもらえればと思っています。
−−すでに10万人を超えるチャンネル登録者数ですが、視聴者数が増加するに至るきっかけとなった動画はありますか?
オカエリさん:最初にバズったものはデコ弁の作り方です。2回目にバズったのは「作り置きおかず」のライブ配信を始めた頃の動画ですね。
−−はじめてチャンネルに訪れる方に観ていただきたいものはありますか?
オカエリさん:代表的なものは先ほどの「デコ弁」動画と、「作り置き」に関する動画かなと思います。私は飽き性なので、振り返ってみると家族に喜んでもらうことを軸にしながらも、その時の家庭の事情で動画内容がコロコロ変わっています。子どもが夏休みに入ったときは昼食対策をテーマにしたものや、子どもと作る料理動画が増えたりします。また、糖質制限に関する動画は半年ほどで満足して、次のテーマへ移りました。それぞれ再生リストにまとめているので、好きなジャンルを観ていただけると嬉しいです。
−−今の時期におすすめの動画はありますか?
オカエリさん:今の時期は「キャベツ大量消費!1玉使い切りレシピ」、「ロマネスコとスパムのバター炒め」で、これからの時期だと「梅ジュースと黒糖梅酒の作り方/漬け方」ですね。
−−温かい食卓を演出できるレシピがたくさん紹介されていますが、どんな方にどんな風に動画を楽しんで欲しいですか?
オカエリさん:誰かを喜ばせたい方や、大切な人がいる方に楽しんでいただけるのではないかと思っています。私自身がワーキングマザーなので、必然的に時短料理や効率重視のレシピが多く、働いている方やいそがしくて時間のない方にもぜひ参考にしていただきたいですね。
子どもの頃に「今夜のおかずはなんだろう?」とワクワクしながら家に帰り、玄関先までカレーの香りがしてきたときは、とても嬉しかった記憶があります。そんな毎日の食事が楽しみになるレシピを、チャンネルの動画を覗いてみて、さっそく作ってみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
働きながら子育てをされている経験を活かし、いそがしい人でも簡単においしい料理を作れるレシピをYouTubeで紹介している。デコ弁、基本の料理、スイーツ、作りおき、ダイエット、節約レシピなどさまざまなジャンルに対応。ほぼ毎週金曜の12時と、不定期で火曜夜に動画を公開中。
※ 記事のメイン写真はこちらの動画を使用させていただきました