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コラム

片づけ上手さん3人のキッチンに潜入!どこに何を置いたか忘れない「ストック収納のヒント」

すっきり片づいた、お友だちの家のステキなキッチン。収納スペースの中が気になっても、「見せて」とは言いづらいから……。“片づけのプロ”であるライフオーガナイザー(R)のさいとうきいさんが、片づけ上手なクックパッドアンバサダー宅のキッチンをバーチャル訪問し、隅から隅までじっくり拝見! 収納の工夫を教えてもらいました。

非常食を兼ねたストック:子どもの手が届く場所

最後にオンラインで訪問させていただいたのは、ちいさなしあわせKTさんのおうちです。

パートナー、お子さん2人(12歳女の子、8歳男の子)と4人で暮らすちいさなしあわせKTさん。これまでのおふたりのように、ストック食材はキッチンに収納されているのかと思ったら……。

「かさばるものが多いので、ダイニングに置いている食器棚に保管しています。もしも何かあったとき、小学生の子どもたちがひとりでも食事をとれるよう、低い位置に入れているんですよ」(ちいさなしあわせKTさん)

いいアイデアですね! とくに小さいお子さんがいるご家庭では、子どもの手が届く場所に非常食を置くことを勧める防災士さんも多いと聞きます。災害発生時に、万が一ご両親が不在でも子どもが食事に困らないという安心感はうれしいですね。

こうした非常食は賞味期限の長さがまちまちなので、収納がむずかしくなりがち。ちいさなしあわせKTさんは、どのように管理されていますか?

「ストック食材の種類ごとではなく、『賞味期限』ごとにボックスに分けて収納しています。賞味期限は半年単位で区切って付箋に記入し、マスキングテープでボックスにとめています。付箋を貼っていないボックスに入れている食品は、賞味期限の短いもの。商品に印字された賞味期限が見えるよう、あえて逆さまに入れているものもあります」(ちいさなしあわせKTさん)

「賞味期限が近づいてきたらボックスごと取り出して、意識的に食べ切るようにしています。今の収納方法を取り入れてから、食品の賞味期限を切らしてしまうことが減りました」(ちいさなしあわせKTさん)

非常食の収納場所は、「子どもでも手が届く場所」。収納方法は、「賞味期限を管理しやすい方法」。ちいさなしあわせKTさんのように目的をはっきりさせることで、自分たち家族にとってベストな収納を見つけやすくなりそうですね。

どこに何を置いたか忘れない「ストック収納のヒント」が詰まった、3人のキッチン(ダイニングも!)を拝見しました。ご自宅をバーチャル訪問させてくださった、さとみわさん、ゆぅゅぅさん、ちいさなしあわせKTさん、ご協力ありがとうございました!

次回は、「調味料」の収納について、クックパッドアンバサダーさんにお話を伺う予定です。楽しみにお待ちくださいね。

さいとうきい

大都会の小さな家に、料理上手な夫と食べるの大好きな小学生と暮らすライフオーガナイザー(R)。一人暮らし〜現在まで引越し10回。すべてが60平米以下というスモールスペース愛好家。
公式サイト:SMALL SPACES: 狭くても快適に
Instagram:key.saito

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