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コラム

解凍中に◯◯するのがコツ!冷凍ご飯がしっとりふっくらする解凍法を試してみた

【話題のレシピ、試してみた Vol.19】世の中で流行っているレシピや、クックパッドニュースで人気を集めたレシピ。料理の楽しさを発信しているクックパッドアンバサダーのみなさんが、気になるレシピを実際に試してレポートします!

忙しい時やいざという時にとっても助かる冷凍ご飯。あえて多めに炊いて、冷凍庫に保存しておく方も多いのではないでしょうか。しかし、「ベチャベチャしたり、固くなったり。冷凍ご飯は便利だけどおいしくない」と決めつけていませんか?

今回はそんな悩みを解消する【冷凍ご飯、なぜマズくなる?お米屋さん直伝の「解凍ワザ」で解決】をクックパッドニュースで見つけたので、試してみたいと思います!

冷凍する量も大事

まずは「おいしくなるコツ」と同じように、150gのご飯をラップに包み、いつものように冷凍します。

コツによると「150g厳守」というわけではなく、「お茶碗1杯分の量をまとめて冷凍する」というのが大事とのこと。

私も今までは「いつかチャーハンにするかも」とお茶碗何杯分もの量をまとめてラップに包む事もありました。しかし、「おいしく解凍するには1杯分ずつ」が大切だそうです。

コツ1【1度にたくさん温めない】

コツによると、「電子レンジでご飯を解凍する際は、約150gのものを1〜2個、合計300gまで」とのことでした。ついつい家族全員分を1度に温めてしまいがちですが、これが解凍ムラにもつながるのだとか。たくさん温めたい時でも、おいしいご飯のためには数回に分けて温めると良いそうです。

コツ2【冷凍庫から出したらすぐ解凍する】

「今日は冷凍ご飯で!」とわかっていると、電子レンジの使用時間短縮をねらい、早めに冷凍庫から出しておいて常温解凍しがちですよね。でもそうする事で、解凍された表面のご飯は過加熱になり、食感が悪くなってしまうそうです。

私も「自然解凍は電気代節約になってお得!」ぐらいの気持ちでしたが、結局大した時間短縮にもならなかったので、これからは冷凍庫から出してすぐ電子レンジで解凍したいと思います。

コツ3【ご飯の置く場所も大事】

こちらは電子レンジの機種によって食品を置く最適な位置が異なるので一概にいえませんが、基本的にフラット型は庫内中央、ターンテーブル型はテーブルの端に置くと良いそうです。2個同時に温める時は、同じ大きさ、分量で重ならないように置くのも忘れずにしましょう。

コツ4【解凍モードは使わない】

「解凍モード」は凍ったものを生の状態に戻す機能なので、解凍ムラができやすく、冷凍ご飯はおいしく温まらないそうです。なるほど!電子レンジの使い方の勉強にもなりますね。

コツ5【2回に分けて温める】

これはやった事がないので気になります!

まずは箸でほぐせるくらいまで解凍し、一旦取り出します。

まだ温まっていないご飯を、お米の粒がつぶれないように注意しながら軽くほぐします。こうする事で、余分な水分が飛んでご飯を均一に温める事ができるそうです。

最初、「2回に分けて温めるのは面倒そうだな」と思ったのですが、冷凍ご飯は結局お茶碗に移すので、考えてみたらいつもやっている工程でしたね。なんて事なかったです。

ご飯がほぐれたら、お茶碗にふんわりとラップをかけて再度加熱します。コツによると、この時点で水分が多いと感じる時は、ラップなしでも良いそうです。ご飯は、しっとり派とパラパラ派、家族でも好みが分かれるので、仕上がりが選べるのは良いですね!

しっとりしてベチャベチャ感なし!

解凍が終わったので、いつも通りの冷凍ご飯も用意して食べ比べてみます。

コツを守って解凍したご飯は、しっとりふっくらしています!加熱途中でほぐしたのが良かったのでしょうか。いつも通りに解凍したご飯は、ラップの隅のご飯が固まっていたのですが、コツを守った解凍ご飯にはそのような塊はなく、お米1粒1粒がパラっとしていました。「解凍途中でほぐす」というこのひと手間でベチャっと固くならないのは助かりますね!

冷凍ご飯で絶品チャーハンはできるのか

コツを守って解凍したご飯が予想以上にしっとりダマなく温められたので、このご飯でチャーハンも作ってみました。

我が家では冷凍ご飯がたまりすぎた時によく作っていますが、ベチャっとした仕上がりになるのが毎回気になっていました。

作ってみると、コツを守って解凍したご飯のチャーハンは、ベチャベチャした感じはなくパラパラっとした仕上がりになりました。解凍方法を少し変えただけでお店のようなチャーハンが作れるのは嬉しいですね!

いつも何気なくやっているご飯の解凍、プロのコツを真似するだけで料理上手に近づけそうですね!皆様もどうぞお試しくださいね。

執筆:aimエイム(クックパッドアンバサダー2023)

普段は学校司書として本と子どもに囲まれた生活も送る、ダブルワーク料理家。
2年通った料理専門学校では、各国料理/製パン/製菓/栄養学等みっちり叩き込まれた為、教科書的知識にも自信あり。出産を経てからは、「いかにラクして、手早く、おいしいものが作れるか」に楽しみを見出し、現在は超偏食長女の攻略にも奮闘中。各種企業にレシピ提供あり。

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