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コラム

準備8分!型抜きしない&スプーンで簡単「チョコチップクッキー」

福田淳子

お菓子・料理研究家。シンプルなレシピが好評。

【準備10分以内で作れる、まいにち食べたい簡単お菓子 Vol.7】大変なイメージのあるお菓子作り。お菓子研究家の福田淳子さんが、工程を限りなく省いた、おいしいレシピをご紹介します。

溶かしバターで作る、チョコチップクッキー

こんにちは、いかがお過ごしですか?暑くても、寒くても1年中おいしい定番のお菓子があります。チョコチップクッキーもそのひとつ。クッキーというと、生地を寝かせたり、型で抜いたりと手間がかかるイメージがあります。でも今日ご紹介するのはそんな工程を省いた準備8分で作る、簡単手軽なクッキーです。

簡単だけど味は本格派!サクサクとして、バターの風味がリッチなクッキーです。チョコもたっぷりでボリューミー。牛乳につけて食べるのがお気に入りです。8分で作るのには手順も大事。ポイントを読んでから始めてくださいね。

今回のポイント

<1>バターはレンチンで

バターを溶かすのはレンジにおまかせ。加熱のしすぎで飛び跳ねるのを防ぐためにふわっとラップをします。大きいままだとバターが溶けにくいので、切ってから加熱し、最後は余熱で溶けるのを待ちます。

<2>手順が大事

溶かしバターを先に準備し、溶かしている間に、他の準備をすると時間に無駄がありません。オーブンの予熱も忘れずに!

<3>スプーンで落として簡単に!

抜いたり、切ったり、絞ったりせずに、スプーンで生地を落としていきます。計量スプーンを使うのが私の定番。生地の分量を均一にしやすく、丸い形ですくいやすい。ラフに落としても、ゴツゴツといい感じに仕上がります。

<準備時間の目安 8分>

材料(直径約6cmのクッキー16個分)

食塩不使用バター…100g
グラニュー糖…85g
卵(M)…1個
薄力粉…180g
ベーキングパウダー…小さじ1
チョコレート…100g
*お好みのものを。同量のチョコチップを使っても。

*分量を全てを半量にして作ってもOK(作り方は、工程1のバターの加熱時間を30秒にし、あとはすべて同様)。

.大きめの耐熱ボウルにバターを小さめに切って入れる。ラップをふんわりかけて600Wで1分加熱。そのままおいておく。

.チョコを刻む。大きさはお好みで。天板にオーブンペーパーを敷き、オーブンを170度に予熱する。

のボウルにグラニュー糖を入れて泡立て器で混ぜる。なじんだらOK。卵を割り入れて、さらに一体感が出るまで混ぜる。
*バターが溶けてないようであればさらに30秒ほど加熱し、様子を見ながら溶かす。

.薄力粉、ベーキングパウダーをふるいながら入れる。ゴムベラで切るように混ぜる。混ぜったらチョコを加えてざっと混ぜる。

.天板にスプーンで生地ですくい、間をあけてのせる。1個の分量の目安は大さじ1強程度。
*このレシピでは計量スプーンの大さじを使ってすくって、丸めてのせています。

.170度のオーブンで15〜20分ほど焼き、ケーキクーラーにのせて冷ます。

福田淳子(ふくだ・じゅんこ)

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順でおいしく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は40冊以上。
【Instagram】@junjunfukuda
【YouTube】抹茶のおやつ Chit Chat and Matcha

執筆者情報

福田淳子

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順でおいしく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は40冊以上。

【Instagram】@junjunfukuda
【note】@sakuracoeur

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