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コラム

実は優秀!風邪予防におすすめ「チンゲン菜」の効能

早藤千紘

子育て奮闘中の管理栄養士

【食材の効果的な食べ方 Vol.29】管理栄養士おすすめ食材の栄養素を、効果的に摂取する方法をご紹介。「栄養価」を高めるひと工夫とは?また、栄養素を損なわないようにする調理法は? 旬食材の栄養素を効果的に、おいしく食べられるコツをお届けします。

今が旬!チンゲン菜のすごい栄養

今が旬の「チンゲン菜」。実はとっても栄養価が高い緑黄色野菜であることをご存知でしたか?チンゲン菜に多く含まれる「βカロテン」や「ビタミンC」は抗酸化作用が強く、風邪を引きやすいこれからの季節には積極的に摂りたい栄養素です。また、日本人に不足しがちな「カルシウム」や「鉄」も含まれており、とっても優秀な野菜のひとつです。

効果的に栄養素を摂取するには?

抗酸化作用の強い「βカロテン」は油と相性が良く、炒め物やナムルなどがおすすめ。また、ビタミンCは水溶性の性質があるので、茹でるよりも炒めたり蒸したりする調理法が損失が少なくなります。

カルシウムや鉄の吸収を高めるためには、きのこや魚などに含まれる「ビタミンD」や野菜や果物に多く含まれる「ビタミンC」と一緒に摂ることがポイントです。

おいしいチンゲン菜の選び方

チンゲン菜を購入するときにチェックしたいのは以下の通りです。

・葉先や茎にハリがあり、肉厚なもの

・切り口がみずみずしいもの

チンゲン菜の葉は色が濃いと生育しすぎているものがあるので、淡い色をしたものを選ぶのがおすすめです。また、下の軸の部分がどっしりふくらんでいるとみずみずしく新鮮なものが多いといわれています。

チンゲン菜は中華料理のイメージが強いですが、和え物やお浸し、みそ汁など和食にもよく合います。旬の時季にぜひ味わってみてください。

画像提供:Adobe Stock

執筆:早藤千紘

管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。

執筆者情報

早藤千紘

管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。

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