日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
蒸し暑い日が続いていますね。熱帯夜が続くとクーラーをかけっぱなしで寝る機会が多く、朝起きると喉が痛むことはありませんか?
クーラーの冷たい風は、東洋医学では「風邪(ふうじゃ)」と呼びます。風は高く舞う性質があり、風邪(ふうじゃ)が体に入ると、からだの上部を犯し、頭痛や喉の痛みなどの症状が起こると考えられています。
蒸し暑くて汗をかいたからだに冷たい風が当たることで、よりからだが冷えてしまい “寝冷え”を引き起こすことで、夏風邪をひく原因になることも。そんなときは、まず風邪のツボ「大椎(だいつい)」にお灸をしましょう。このツボは、首を下に曲げた時に出っ張る骨の下のへこみにあります。免疫力を高めて風邪の症状を緩和させる効果が期待できます。
喉の痛みには、「天突(てんとつ)」というツボがおすすめ。ちょうど喉の上、鎖骨と鎖骨の間のくぼみにあります。
どちらのツボも気づいたときに指で刺激するほか、薬局などで販売されている「火を使わないお灸」を貼ると、仕事中•育児中でも手軽にケアすることができます。
クーラーで体調を崩さないためには、設定温度は日中は28度、就寝中は29度にして、扇風機を回しましょう。身体に風が当たらないようにすることが大切です。また、職場などでも、羽織るものや膝掛けを用意して、身体が冷えないように心掛けてください。
冷たい飲食物の摂り過ぎで、冬より夏のほうがからだが冷えている人も多いです。寝る前にコップ一杯の白湯を飲んで、内臓を温めてから寝ると、夏バテ予防にもなりますよ。
日本鍼灸理療専門学校本科卒業。東京・銀座にあるお灸専門治療院『せんねん灸 お灸ルーム』のオープニングスタッフとして、多くのお客様へのカウンセリングやアドバイスを行う。現在は地元・札幌でお灸・はり治療室「灸 PLUS」の副院長を務める。
公式ブログ:『楽しいお灸LIFE』
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