戦後の混乱が続く中、め以子は少しずつ「ごちそうさん」として始動開始! しかし一方で、戦死したと知らされた次男・活男への思いから、アメリカ兵に心を許せないでいます。そんなとき、おいしいものを作る「蔵座敷」をはじめることに。人気の朝ドラ「ごちそうさん」も残すところあとわずか! 名残りを惜しみつつ、勝手にリポート、スタートです!
闇市への急な手入れに反抗しため以子。幼なじみの源太らの助けにより、無事戻ることができますが、闇市での商売は禁止に。希子の提案により、放送局でおべんとうを売ることになります。しかし、そこはアメリカ兵も出入りする場所。戦死を知らされた次男・活男への思いから抵抗を感じるめ以子ですが、おにぎりを食べるアメリカ兵の「ヤミー(おいしい)!」と言う言葉とその表情に、「おいしい顔」には国境がないことを知ります。
そんなある日、西門家にゆかりのある倉田から、とれたてのたこをおいしく料理して欲しいと頼まれます。め以子は、少ない材料を使い、いろいろなスタイルでたこを料理。感動した倉田は、自分のために、料理を出す、蔵座敷をやってほしいと頼みます。家族のために作り続けてきため以子の料理が、ついに本格始動します!
倉田のために、め以子が作るたこづくし料理。たこそのもの味を楽しむ「ゆでたこ」からはじまり、串でさした「焼き」、そして「たこ飯」とどれもおいしそう♪ 戦後の食糧難のなかでも「うまいもん」を作ってきため以子ですが、ごちそう食材を前に本領発揮ですね。
クックパッドのレシピでもたこのおいしい料理がいろいろありましたよ。
倉田の援助により改装した蔵座敷。悠太郎の同僚だった藤井や大村、そして、竹元によってデザインされることになったお座敷に、め以子が出したリクエストは「悠太郎さんがつくりそうなものを」。悠太郎が目指した、安全な建築を実現した蔵座敷が完成します。そして、そこでつくられる料理は倉田とその友人たちを中心に評判がひろまり大人気になるのです。
つらい戦争の体験を乗り越え、少しずつ復興に向かう日本と、そして人々の心。その元気の源には、「おいしいもの」があったのだなあ、と感じる一週間でした。25週はいよいよ最終週。悠太郎は戻ってくるのか。め以子の未来は? 最後までリポートしますよ!(TEXT:田久晶子)
闇市の手入れをきっかけに商売ができなくなってしまっため以子。義妹・希子の提案により、放送局におべんとうを売る仕事をはじめます。そこで、め以子はアメリカ兵のおいしい顔をはじめて見ることになります。ある日、西門家にゆかりのある倉田からたこを料理して欲しいと頼まれるめ以子。そこでつくったたこづくし料理がきっかけで、倉田から料理を出す「蔵座敷」をやってほしいと提案されます。蔵座敷が完成し、「ごちそうさん」として活動をはじめるめ以子。そんなある日、次男・活男と同じ船にのっていたという青年が訪ねてくるのです。