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コラム

【9月の旬の果物】親子で語ろう・秋の実りを食べよう!

四季が豊かな日本には、果物の旬も移り変わります。旬の果物のおいしさを子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。おやこで語る季節のお便りシリーズ、9月の果物についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。

秋といえば柿と栗!

果物売り場に柿や栗が並ぶようになったね。
昔話の猿カニ合戦は知っているかな? 柿の種を育てたカニから猿が柿を奪うんだけど、栗や臼や馬フンがカニに協力して、猿をやっつけるお話だったよね。
こんなふうに、柿も栗も日本では古くから親しまれてきた果物だったんだ。
十五夜のお月見のときも、月見団子やすすきや芋と一緒に、柿や栗をお供えするところもあるんだよ。

柿について知ろう!


柿には甘いものと渋いものがあるって知っているかな。それぞれ、甘柿と渋柿というよ。

そのままじゃとても食べられない渋柿も、こんなふうに干したりすると甘くなっておいしいんだ。

どんな形と色?

柿にもいろいろな種類があるよ。よくあるのはちょっと平べったい丸型の柿。そのほか、卵みたいに縦長のものもあるんだって。
色も、黄色から濃いオレンジ色まで、いろいろあるよ。

どんなふうになっている?


木になっているよ。

どんな味?

甘くてとろりとした感じ。渋柿も干すとジャムみたいな甘さになるね。

栗について知ろう!


栗は食べられるようになると木から自然と落ちるんだ。だから、栗を取りに行くときは「栗拾い」っていって、落ちているものを拾うんだよ。

どんな形と色?

イガイガのトゲトゲの中に栗の実が入っている。栗の実一つ一つは、頭のてっぺんがとがった三角に近い形。色は茶色で、皮をむくとお芋みたいな黄色をしているよ。

どんなふうになっている?


木になっているよ。

どんな味?

ホクホクした甘さ。栗ごはんにすると、ほんのり甘いね。

おうちのかたへ

秋の実りといえば柿と栗。
柿は中国から渡ってきたとされていますが、世界的にも日本の柿が有名で、学名にも「kaki」という文字が使われているほど。
栗は縄文時代の主食だったとも言われています。
どちらも昔話や童謡にも多く登場する果物。そんなお話をしながら、おやつを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと親子のステキなコミュニケーションの時間となることでしょう。(TEXT:松崎祐子)

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