空気が乾燥して肌が突っ張る感じはしませんか?空気の乾燥により、肌は思ったより乾燥しています。 薬膳では食材にはそれぞれ性質があるので、その季節にあった食材を摂ることにより乾燥による肌荒れや、空咳を改善することができます。
身体を潤す食材の中でも秋に食べたい食材は、ナッツ類、なし、ぶどう、しろきくらげ、牡蠣やホタテなどの海鮮類 などがあります。なかでも今日は、ピーナッツの薬膳効果について説明したいと思います。
ピーナッツは落花生とも呼ばれ、薬膳的には、潤いを与えるはたらきの他に、血を補う はたらきがあります。血が不足すると、肌の乾燥や爪のひび割れ、髪のぱさつきなども引き起こします。
特に、ピーナッツのまわりを覆っているピンクの薄皮に血を補うはたらきがあるので、ピーナッツを食べる時には薄皮ごと食べるようにするのがポイントです。
乾燥対策のためには、血を補うだけでなく、消耗しないような生活習慣を送ることも大切です。 血は夜間に作られるため、夜はしっかりと睡眠をとることも大切。また、無理なダイエットも血を消耗する原因になるので控えましょう。
身体を潤すはたらきのある、しろきくらげ、なし、ピーナッツ を和えるだけの簡単潤いレシピです。
〈作り方〉
1.白きくらげを水で戻し、食べやすい大きさに切り、茹でて冷ます。
2.梨を薄く切る。
3.ピーナッツをすり鉢で潰し、しょうゆ、砂糖、一味唐辛子を加えて良く混ぜる。
ピーナッツの風味は、青菜、ホタテなどの海鮮類にも合う ので、お好きな食材と組み合わせて、オリジナルの「ピーナッツ和え」を作ってみてはいかが?
漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。