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【冷え対策】あたため食材の「ニラ」で身体の芯からポカポカに!

冷え症で悩んでいない?

本格的な寒さが訪れ、手足の冷えや腰痛を感じる人もいるのではないでしょうか?
冷えると腰の痛みや下半身のだるさ、白髪などの症状が現れ、老化も進むとされています。

これからますます寒さが厳しくなる前に、身体を温める食材を積極的に摂って養生しておきましょう。なお、身体を温める食材には、にら・ねぎ・えび・羊肉・もち米 などがありますよ。

にらの薬膳効果は? 

にらは身体を温め、冷えによる痛みやしびれを取り除く作用があります。
また、出血に対する働きもあり、吐血、鼻血、血尿、不正出血にも良いとされています。 にらはスタミナ食でも有名なように、薬膳でも気(エネルギー)を補い、滋養強壮に効果があります。
疲労回復、免疫力アップ、血流促進の効果が期待できます。

身体の芯から温める漢方薬は?

冷え症でお腹も冷えて、体力のないタイプの人には 真武湯(しんぶとう) という漢方薬が適しています。
真武湯には、からだを温め基礎代謝を活発にする附子(ぶし)という生薬が含まれているため、身体を強力に温める効果があります。

このような症状に

お腹が冷えてすぐに下痢をする、冷えが原因のむくみ、ふらつき、脚が重だるく、膝が痛むなどの症状に

ニラを使用したあたたか薬膳レシピ

白いんげんとにらのあったかスープ

疲れやすく、寒がりで、全身が冷える時の薬膳です。
とても深い味わいのこのスープは漢方薬の真武湯(しんぶとう)のように 身体を芯から温める食材と身体の水のバランスを治す食材を中心に構成されています

〈材料〉
・にら…1わ
・白いんげん豆の缶詰…1缶(正味250g)
・ベーコン…2枚
・生姜…5g
・玉ねぎ…1/2個
・にんにく…1かけ
・牛乳…200mL
・水…100mL
・コンソメスープの素…2g
・塩・胡椒…適量

〈作り方〉
1.適当な大きさに切ったにんにく・生姜・玉ねぎを鍋で炒め、水・牛乳の半量(100ml)・コンソメスープの素・白いんげん豆を加えて柔らかくなるまで煮込む。
2.1にニラを入れて一煮立ちさせる。
3.2を茹で汁ごとフードプロセッサーにかけて滑らかにする。
4.3を鍋に戻し、残りの牛乳(100ml)を加えて温め、塩・胡椒で味を整える。
5.器に盛り、炒めたベーコンを添える。

身体を温め、疲労回復にも効果のある食材の組み合わせです。寒い季節に風邪を引かないように体力をつけておきましょう。

漢方デスク薬剤師 小屋原佳苗

漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。

監修:漢方デスク

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