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コラム

◯◯するだけ!今年の夏は新食感「きゅうりの白だし」1本漬けに沼る

♪♪maron♪♪

料理家・栄養士。本格的なのに誰でも簡単に作れるレシピが好評

【忙しい日の救世主!♪♪maron♪♪の準備10分「ラク飯」】クックパッドに2,000品を超える幅広いレシピを投稿している料理家の♪♪maron♪♪さん。何度も試作してたどり着いた「時短かつ、おいしく作れるレシピ」を教えてくれます。

屋台の味をおうちで…

少し外に出ただけで汗が止まらない季節。

食欲がおちるこの季節にはみずみずしくてさっぱりしたものがおいしく感じますね。

今日は熱中症対策にもぴったり、まるでお祭りの屋台で売られているようなきゅうりの1本漬けを驚きの方法で新感覚の食感に仕上げました。

紹介するレシピ

では、詳しい作り方をご紹介します。

【材料】2本分

きゅうり…2本
塩…小さじ1
白だし…大さじ2

基本の材料は3つ。

まず、きゅうりはよく洗い水気をしっかりふき取りヘタを切り落とします。
切り落としたヘタの断面と実の切り口をくるくる回転させるようにこすり合わせると、あく抜きすることができます。

さらにきゅうり全体に塩をまぶします。

手のひらを使ってごろごろ転がすことできゅうりの組織が破壊され渋みが低減したり口当たりがよくなったり、色を鮮やかにする効果があります。

洗ってきゅうりの水気をしっかりふき取ったら、ピーラーで縞目(しまめ)状になるように皮をむきます。 こうすることで青臭さも減り、食べやすくなりますよ。

ピーラーで剥いた皮は捨てないでください。その活用方法はのちほどお伝えしますね。

ポリ袋にきゅうりを入れ、袋のうえからきゅうりが割れない程度に麺棒やラップの芯などを使って全体を叩きます。

白だしを加えて揉み、冷蔵庫ではなく冷凍庫で30分程度冷やします。 ほかのおかずを作っている間にしっかり冷えて味がなじみますよ。

キーンと冷えたきゅうりに割り箸を刺したら出来上がり。
シャリっと冷えたきゅうりに程よい塩分が夏の暑さに疲れたカラダにしみわたります。

<時短ポイント>

・きゅうりは板ずりや縞目状に剥くことで、味がしみ込みやすくなるため時短で漬け込むことができる。
・短時間冷凍することで、味なじみや食感も良くなる。

ちなみに…
余った皮でもう1品作ることができますよ。

皮をせん切りして、薄くスライスした玉ねぎを加えてツナとマヨネーズとほんの少しの醤油で合わせたり…

せん切りしたきゅうりの皮と大根を塩昆布とごま油で混ぜ合わせるのもオススメです。

漬け込んでいる間に他のおかずを作って食卓に出すと、ラクに食事を作ることができます。

こちらの献立はフライパン1つでブリの照り焼きときんぴらごぼうを同時調理できるレシピとレンジで簡単に作れるみそ汁の簡単メニュー。手際よく作業すれば30分程度で写真の献立が完成します。

いかがでしたか?

漬け込み時間がかかるきゅうりの1本漬けも、下処理をすることで味なじみがよくなると同時にあく抜きもでき時短で漬け込むことができます。
冷凍した1本漬けはいつもとはひと味違うシャリっと食感で夏の疲れが吹き飛ぶこと間違いなし。
きゅうりはほとんどが水分でできているのでカラダを冷やす効果もあり、熱中症対策にもピッタリです。

是非お試しください。

執筆者情報

♪♪maron♪♪

料理家・栄養士。フードサイエンティスト・パンや製菓のライセンスも取得。自身の失敗や経験を活かしながら料理のハードルを下げる為に日々試行錯誤し、育児や仕事が忙しい人でも「ラクにおいしく」料理が作れるレシピを投稿しています。著書には、こねずに簡単にパンが作れる『作業5分で不思議パン』のレシピ本がある。

【instagramはこちら】maron.kitchen

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