世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、横浜に住むアマンダさんの食卓へ!おいしいマレーシアの家庭料理をいただきました。
最後にいただいたデザートは、アマンダさん特製レシピの「ドライマンゴーヨーグルト」!
このアマンダさん特製ヨーグルト!なぜアマンダさん特製かというと、そのポイントはドライマンゴーの半熟加減にある。「実は、このドライマンゴーの柔らかさってヨーグルトに1日間漬けておかないと出せないの。」なるほど!固すぎる訳でもなく柔らかすぎる訳でもない、実に絶妙な半熟具合。アマンダさんの食に対する探究心、恐るべし!
その後、アマンダさんがどこで食材の調達をしているかという話題へ。
「わたしがよく買い物に行く場所はアメ横。そこに行けば何でも手に入るお店があるの!調味料も普通のスーパーで売っていないものが沢山手に入るのよ。」
なるほど、アマンダさんの彩り豊かなマレー風料理はアメ横のお店で形作られているのね。でも、一体どういう調味料を使えば、アマンダさんみたいに料理が上手になれるの?と思い聞いてみました!
今回ナシレマッを作るにあたって、Kari Ayamというカレーペーストとココナッツミルクを使ったそうな。この中で特に注目してほしいのが、Kari Ayam。これはアマンダさんの故郷、マレーシアで人気のカレーペースト。日本のインスタントカレーでは出せない独特の風味が特徴的!
“CAROTINO”はマレーシアの有名な食用油。日本ではあまり見かけないですが、マレーシアの家庭料理では頻繁に使われているそうで、アマンダさんは故郷に帰る度に必ず購入して帰るのだそう!
大の料理好きなアマンダさん。故郷のマレーシア料理以外にも世界中のさまざまな料理を日々研究しているそうです。最近作った料理はベトナムの伝統料理フォーからモロッコシチューなど実にグローバル。そんな世界料理のレシピは「SAVEUR」という料理雑誌から収集しています。 (実はアマンダさんはこの料理雑誌が別にやっているブログで自分の料理が取り上げられるのを密かに狙っているのだとか…!)
アマンダさんと話をしていると、本当に料理が好きなんだなぁと思わずにはいられませんでした。その深い料理愛は一体何処から生まれてきたのでしょう?
「実は、わたし高校の時に単身でオーストラリアに留学していて、その時から一人で料理を作る習慣ができていたの。」
なるほど、アマンダさんの料理への熱意はその時から既に培われていたのですね。
「だから、高校生の時には“自分で食べたい物は自力で作る!”っていう考えが身に沁み付いていて、今思うとそれがどんな料理にも挑戦するヴァイタリティにもなっているし、自信にもなっているのだと思う。」
世界中の料理をいとも簡単に作ってしまうアマンダさん。その背景には、料理に対する好奇心もさることながら、学生時代に親元から離れていた背景もあったからなのですか!
「あっ、料理を作る事も、もちろん大好きだけど、それと同じくらい出来上がった料理を友達とシェアする時間も大好き!」
あっ、だからアマンダさんの料理って、何だかホッとするというか、心が温まるのか…。本当に美味しい料理の秘訣って、技術の善し悪しというよりも、“誰かの為に作りたい”とか“大切な人の笑顔をみたい”っていう本当にシンプルなところに、答えがあるのかもしれませんね。
筆者、今回のアマンダさんのKitchHikeで、何だかとても大切な事を学べた気がします。
アマンダさん、素敵な時間と美味しい料理を本当にご馳走さまでした!
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