日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
日曜夜から毎週火曜夜7時にお引越し!TBS系人気バラエティ番組「この差って何ですか?」から、知って得する料理の“差”をご紹介します!
2月21日放映の「この差って何ですか?」(TBS系)の大人気コーナー「外国人に聞いた、気になる日本の差」は皆さんご覧になりましたか?
現在日本にはおよそ230万人もの外国人が住んでいますが、日本に住んでいる外国人の皆さんが普段日本で生活していて、なんでこんな「差」があるんだろうと不思議に思ったことを教えてもらいました。
例えば…「つくね」と「つみれ」って何が違うの?「するめ」と「あたりめ」の差は?などなど。普段私たちが気にもとめない「差」が続々登場。日本人も知らない意外な差をご紹介します!
焼き鳥でおなじみの「つくね」に、鍋や汁物の具材の定番「つみれ」。私たち日本人には当たり前すぎて疑問にも思いませんが、外国人からするとこの二つは同じものにしか見えないようで、なぜ言い方が違うのか不思議なようです。
でも、こうして改めて「差」を聞かれると皆さんは答えられますか?「つくね」は鶏肉などの肉・・・「つみれ」はイワシなどの魚・・・??いえいえ、実は違うんです!「つくね」と「つみれ」は材料ではなく「作り方」に差があるんです!
まずは「つくね」。ほどよい分量の材料をを取ったら、手に平にのっけて丸めていきます。この「手でこねて丸める」という行為を日本語で「つくねる」というので、転じて「つくね」と言われるようになりました。
一方「つみれ」は、材料を適量摘み取り、鍋などにそのまま入れます。この、「摘み取って入れる」という行為から「つみれ」という料理名になったのです。
なので、材料がたとえ「イワシ」でも「摘み取って入れる」だけなら「イワシのつみれ」だし、手でこねて丸めたら「イワシのつくね」になるというわけ。皆さん知っていましたか?
続いてはお酒のつまみでおなじみの「するめ」と「あたりめ」。どちらもスーパーやコンビニなどの珍味コーナーに並んでいますが、中身の見た目に「差」はほとんどありません。同じイカのおつまみ、「するめ」と「あたりめ」、この差は一体何なのでしょうか?
実はこの差は「ない」が正解。
「するめ」と「あたりめ」はイカの内臓を取り除いて乾燥させた加工食品でまったく同じものなのです。ではなぜ、同じものなのに、2つの呼び名があるのでしょうか?
実は先に使われていたのは「するめ」 という呼び名でした。昔から貴重な保存食だった「するめ」は結納品や神様へのお供え物など縁起物として扱われていました。ところが、「するめ」という言葉には「する」という言葉が入っているため、賭け事で「する」とか、お金を「すられる」ということを連想させる言葉として嫌った人もいたようで…。
江戸時代の商人が「する」の部分を「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ぶようになったといわれているのです。
とはいえ、本来の「するめ」という呼び名もなじみがあるため現在まで残り、2つの呼び名が存在することになったというわけなんだそう。
いかがでしたか?日ごろ私たちには当たり前すぎて疑問にも思わないことでも、調べてみると意外な理由が隠されていて、驚きますよね。次回もお楽しみに!
「この差って何ですか?」(TBS系・毎週火曜夜7時00分~)世の中にある【言われてみればちょっと気になる“差”】に注目し、なぜその“差”が生じているかを徹底調査するバラエティ番組。
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