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江戸時代・包丁侍が作っていた豆腐スイーツって!?【豆腐百珍シリーズ番外編】

江戸時代は、レシピ本が大ブーム。さまざまな料理が広まっていく中、加賀藩の包丁侍・舟木安信は、「豆腐百珍」よりも前に豆腐スイーツのレシピを紹介していたのだそう!今回は、豆腐百珍シリーズ番外編として、江戸時代の豆腐スイーツをご紹介します。

江戸時代の料理人・包丁侍

江戸時代、将軍家や大名家には、主君とその家族の食事をまかなう武士の料理人たちがいたそうです。刀を包丁に持ち替えて主君に仕える武士たちを人々は揶揄と親しみを込めて”包丁侍”と呼んでいたのだそう。加賀前田家11代・治脩(はるなが・1745-1810)の治世に加賀藩料理方で腕をふるっていたのは舟木安信(やすのぶ)という包丁侍。この舟木安信は自身の著書「料理の栞」の中で、豆腐スイーツを紹介しています。

この江戸時代に実在した包丁侍・舟木安信、実は、現在公開中の映画『武士の献立』で高良健吾さんが演じている人物なのです!

江戸時代はレシピ本が大ブームだった!

今や本屋に行けば必ず目に入るレシピ本のコーナー。様々なレシピ本が大ブームとなっていますよね。実は、江戸時代もレシピ本が大ブームだったのだそう!「豆腐百珍」や「大根一式料理秘密箱」などがベストセラーになり、以降様々なレシピ本が出版されたそうです。この舟木安信が書いた「料理の栞」は「豆腐百珍」より前に出版されていて、その中に「とう豆腐」というクレーム・ブリュレ風の豆腐レシピが紹介されているのだそう。

このクレーム・ブリュレ風の豆腐レシピ、現代にもないか探してみたところ、クックパッドに投稿されていました!

現代版豆腐百珍 Powered by COOKPAD 番外編レシピはこれ!

豆腐のクレームブリュレ

生クリームなどの特別な準備もなく、思い立ったら家にある材料で作れます。普通のクレームブリュレのようにオーブンを使わず、フライパンで材料を加熱して、容器に入れて冷やすだけ。簡単にできるのがいいですね。

料理の苦手だった舟木安信が、料理本を発行するほどに料理が上達するまでのストーリー、気になりますね。クックパッドでは『武士の献立』に登場する料理を取り上げていますので、劇場に足を運ぶ前にチェックしてみてくださいね♪

おすすめリンク

「武士の献立」公式サイト
江戸時代。“刀”ではなく“包丁”で、藩に仕えた武家。“料理”で動乱を乗り越えた、実在の家族の物語。上戸彩・高良健吾出演。全国ロードショー絶賛上映中。

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