バターの美味しさは、料理の美味しさに比例すると言っても過言ではありません。そのためには、少しでも新鮮な状態で保存しておくことが大切。そこで、飲食店などでは、賞味期限内であっても買い置きのバターは冷凍保存するのが常識なんです。
例えば、お菓子作り用にと業務用サイズで購入した無塩バター。しばらくお菓子作りの予定がないときは、次に使うときまで残りは冷凍保存しておいたほうが、より新鮮な状態がキープできます。
冷凍保存したバターを使いたいときは、使用する1日〜半日くらい前に冷蔵庫に移しておきましょう。自然解凍されて、冷凍前と同じように使うことができます。
クックパッドの管理栄養士に、冷凍保存する際の注意点やポイントを聞きました。
「いくら冷凍しているからといって、永久に保存できるというわけではありません。賞味期限を目安に早めに食べきるようにしましょう」
「保存する際に小分けにしすぎると酸化しやすいため、なるべく大きなかたまりで保存するのもポイント。空気に触れないようジッパー付きのビニール袋などで密閉し、冷凍庫の開け閉めによる温度変化を避けるため、温度が一定な奥の方に保存すると安心です」
お菓子作りが趣味でバターを多めに買い置きしている人や、一人暮らしでバターがなかなか使い切れずに困っているという人は多いはず。バターの冷凍保存、ぜひ試してみてくださいね。(TEXT:金直子)